おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。

 うっかり、うっかり。

 気がついたら、2015年初めての投稿が2月もすでに二週目という・・・相変わらずの非マメな私。まぁ、今年も気負わずマイペースにボチボチ書こうっと。



 さて、1月、2月といえば、南半球は夏。そして、ボリビアは雨季。

 去年のまさに今頃は、前代未聞の大洪水に襲われ、悲しい思い、大変な苦労をしたルレナバケの町の人々だったけれど、今年は幸い雨が少なく、今のところ町は平安な様子だ。


 去年は洪水真っ最中だったためそれどころではなく中止となってしまった2月2日の町の記念日のお祭りも、今年は無事に開催され、去年の分まで役所も住民も大はりきりで祭りを盛り上げ、前後一週間は伝統ダンスのパレードから、ミス・コンテスト、闘牛(スペインのようなエレガントなものではなく、地元の酔っぱらいの人たちが勝手に入って牛と闘う)、弓矢コンテスト、闘鶏、筏レース、バイクレース、乗馬レース、町対抗サッカーリーグ、夜の打ち上げ花火、etc.と連日イベントが盛りだくさんとなった。


 私も踊りパレードに参加したかったのだけれど、まださすがに乳飲み子連れては練習も本番も参加が厳しいので、今年はラ・カンビータ店の屋台をプラザで出店する形で参加することに。


 ちょくちょく雨が危ぶまれたのだけれど、なんとか降られることなく、蒸しあっつーーい中、一日中屋台でお祭りムードを満喫できた。何が嬉しかったって、町中に溢れるみんなの笑顔・笑顔・笑顔! 去年はホンマに大変やったもんねぇ・・・と思わずしみじみ振り返る。まだまだこの一年で復旧作業が終わったとは言えないし、また今年も河が氾濫したらどうしよう、って雨が降るたびにドキドキするけど、とにかく、お祭り精神に溢れる住民たちと一緒に今年は去年の分までお祭りを楽しめたことが、なんだかとっても嬉しく感じられたのだった。


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 ルレナバケから車で約6時間のパンパス湿原地帯にある集落で学校の先生をするお義姉さんのお誘いで、今年のクリスマスはインターネットも携帯電話も繋がらない、どころか、電気も通っていない田舎でのんびり休日を過ごすことにした。

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 とにかく、四方八方緑いっぱい。牛、馬、豚、ニワトリがそこらじゅうを自由に歩いている、なんとものどかな風景。朝は牛から生乳を絞り、畑でキャッサバやスイカを採ってきて、薪を拾ってきて火をおこし、パンをこねたら石窯で焼き、野放しにされたニワトリを捕まえて捌き、河で釣ったピラニアを調理し、池で沐浴と洗濯を一度に済ませ、etc.etc.という自然との繋がりを肌で感じられる生活を一週間楽しみ、そんな環境の変化にもすぐ順応する子どもたちを見ては心が和み、なんだか身体も心もかなりリフレッシュできて、新しい一年を明るい気持ちで迎えられそうだ。


 みなさま、よいお年を!

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 阪急電車宝塚線の石橋駅から箕面線に乗り換えて3駅で終点となる箕面駅を降りると、その向こうは箕面山だ。箕面の滝までつづく滝道の入り口ではオバチャンたちが昔ながらの箕面名物“もみじのてんぷら”を揚げ売りしており、それをポリポリ頬張りながら小川に沿った散歩道を少し歩くと、橋の手前に古い旅館だった建物をカフェにした黒壁の橋本亭がある。


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 さて、今月10日から15日までの6日間、この素敵な風情のある橋本亭のギャラリースペースで、箕面や豊中の北摂地域でフェアトレードの活動をするグループが共同出店します。世界各国の手づくり商品が並んだり、フェアトレードについて考えられるワークショップやパネル展示があったり、橋本亭カフェスペースではフェアトレードコーヒーや手づくりケーキもお楽しみいただけます。

 ボリビア・アマゾンの手づくり自然雑貨「ラ・カンビータ」も参加予定です。私は残念ながら遠すぎて直接参加することができませんが、アマゾンの素材をつかってアマゾンで暮らすつくり手さんたちが生み出したアマゾン風味の雑貨やアクセサリーたちがちょこちょこっと並び、ラ・カンビータ日本支店のボランティアスタッフに勝手に私に任命された母上がときどき顔を出しているかもしれません。


 冬の滝道お散歩と合わせて、ぜひお立ち寄りくださいマセ☆


 フェアトレードギャラリー@橋本亭のチラシはコチラ


 年末が近づいてきた今月初め、ラパスに住むデンマーク人のお客さまを通じて、クリスマスツリーにも飾れるヤシの葉で編んだ天使オーナメントの発注を受けた。その数、なんと5000羽。しかも、クリスマス前までにデンマークに届かないといけないという事情から、納期はたったの二週間。二週間で5000羽の天使!


 なにかと物入りな年末にまとまった現金収入となる大きな注文を受けることはつくり手さんたちにとってももちろんありがたい話にゃ違いないけど、なにしろノンビリ気質なセニョーラたち(つくり手のオバちゃんたち)を長年知る私にはそんな短期間にそんなたくさんの商品がつくれるとは思えなかったので、「ご注文数に到達できる自信は正直全然ないんですけど、納期までに出来るかぎりの数の天使たちをお届けしたいと思います。う~ん、めざせ半分?」と弱気な返事で発注を受けた。


 そしてまずはルレナバケの町郊外に住む10人ほどのセニョーラたちを訪問。デザイン画を見せて、色や数などの相談をした。セニョーラたちも「5000?そりゃ無理でしょ〜」と同意見。でもとりあえず、みんな出来るだけたくさん作ってみる、とのことだった。

 次に町からバイクで一時間のヌエボス・オリゾンテス集落に住むセニョーラたちに発注。こちらは編める人が30人近くいるので、「みんなが朝から晩までひたすら編んだらなんとかなるよ、まかせて!」と、頼もしいお言葉☆


 さ〜て。最初の回収日に指定しておいた一週間が経ち、ふたりの子連れでセニョーラたちの家々に引き取りに行く大変さを察してくれたセニョーラたちが私の訪問を待たずして我が家まで直接天使のお届けに来てくれたのは大助かりだったのだけれど、次々と個別に訪れてくれるセニョーラたちがそれぞれつくった数を自分で把握しておらず納品数もバラバラで、その天使たちを一個ずつ数えては、その場で納品数の代金を精算する、というだけの作業が思いもかけず大変で。。。


 なにしろ、我が家には“ナンデモお手伝いしたい真っ盛り”の3歳児と“抱っこ依存症”ベイビーが!!


 とりあえず抱っこさえされていればニコニコ愛想振りまいてヌイグルミのように大人しく愛らしいベイビー(抱っこされないと全身ワナワナして号泣ベイビーと化す)は、私が天使数えたり精算したりしている間、セニョーラたちの膝から膝へとハシゴしてご満悦のようで、セーフ。ボランティア精神溢れる3歳児は、てんてこ舞いになっている私を助けるべく急遽アシスタントとして現れたパパと一緒に、精算済みの天使たちを奥の部屋へと運ぶ作業を誇らしげにお手伝い。


 さらに大変だったのは、みんなが朝から晩まで各家庭で家事や育児と奮闘しながら作ってくれたのだろう天使たちの完成度や大きさがマチマチで、天使の裾の部分や羽の部分が長すぎたり、バランスが悪かったりするものがたくさんあり、かと言って返品して仕上げ直してもらう時間はなかったで、結局私と相方で受け取った天使たちを一個ずつ検品して、「多少の違いにはそれぞれのつくり手さんの個性が出ているので、手づくりの味わいとして受け取ってください!」では済まされないと判断されたビミョーな出来の物をハサミでチョキチョキ仕上げ直すハメに。

 さすがにこのデリケートな作業は「ボクもする~」の3歳児がいるとややこしさ百倍なので、お子たちが寝静まった時間帯にリビングを占拠して、ひたすらチョキチョキチョキチョキ・・・。


 日中はまだまだ届く天使たちとセニョーラたちの対応に追われ、夜はチョキチョキ夜なべし、我が家は壁も棚も床もどこもかしこも10羽ずつ束ねられたカラフルな天使たちに覆い尽くされ、私は夢の中でまで天使を数え、そりゃもう寝ても覚めても家族みんなが天使づくしの数日を過ごした後、「目標半分!」なんて弱気なことを言っていた私の予想を覆し天使5000羽が見事に揃い、家族4人入れちゃいそうなごっつい段ボール箱をバイク屋さんで譲ってもらい、半日かけて梱包して、めでたく発送完了!


 こうして、怒涛のように我が家にやってきたアマゾン生まれのヤシの葉天使たちは、クリスマスにたくさんの人たちのもとに小さなハッピーをお届けすべく、ヤシの木なんてないだろう北欧デンマークへと旅立っていったのだった。


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 箕面の実家の隣に住んでいたおばあちゃん。我が家の習慣で、毎日の夕食と休日の昼食はいつもうちで一緒に食べていた。小学生の頃はよく週末の夜にお泊まりさせてもらった。トランプや花札やダイヤモンドゲームをして遊んでもらった。卓球もした。マンガ好きだった私に毎月一冊マンガを買ってくれた。おばあちゃんの好きな歌手のコンサートをテレビで見たりした。戦争体験の話を聞いたりもした。


 おばあちゃんは旅行好きで、自分で行って買ってきた民芸品があったり、おじいちゃんからのお土産があったり、ほかの誰かからもらったものがあったり、家の中は、お面やら剥製やら人形やら木彫の置物やら扇子やら陶器やら、世界中のいろんな民芸品に溢れていて、まるでちょっとした博物館みたいだった。


 おばあちゃんは手先が器用で多趣味だった。子どもの頃にはパッチワークでカバンを作ってもらったり、刺繍を教えてもらったりもした。


 そんなおばあちゃんの趣味のひとつだったのが、和紙のちぎり絵。箕面の滝だったり、ピーターラビット著者の家だったり、エジンバラ城だったり、日本のどこか田舎の風景だったり、ウグイスや柿など季節のものだったり。実家に帰る度に見せてもらっていたたくさんの作品たち。でもおばあちゃんが逝ってしまった今、「オバアチャン博物館」に飾っておいても、もうレクチャーしてくれる人がいない。

 (↓おばあちゃんから生前に貰い受け、アマゾンの我が家に飾ってあるウグイスの絵。)

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 おばあちゃんが遺したちぎり絵をみんなに一目見てもらおうと、今月13日から16日までの4日間、私の両親が遺作展を企画しているそうです。場所は箕面の古い民家をギャラリー・カフェにした天善堂さん(最寄は阪急箕面線牧落駅)。お近くで時間のある方はぜひぜひお立ち寄りくださいマセ。私は地球の向こう側にいるので在廊できませんが、家族の誰かが在廊しているかと思います。(ちなみに、天善堂の自家製抹茶チーズケーキとフルーツティーもオススメです♪)

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 うちのおサルな相方ウゴのお話。


 ウゴはルレナバケを東に東にブラジル寄りに向かった熱帯大湿原のど真ん中にある小さな小さな集落に生まれた。集落からブラジル国境より延びる幹線道路までのアクセスは、乾季は馬や牛車、雨季は辺り一帯水で覆い尽くされてしまうので集落は孤島と化し、交通手段はカヌーのみだったという。まさにそんな閉塞した環境に由縁するのだろう集落の名前は、「カンダード(=スペイン語で「南京錠」)」といった。

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 その辺鄙きわまる集落出身の両親の下、ウゴは5番目の子どもとして生まれた。そして彼がまだ赤ちゃんだった頃、お父さんは狩りに行ったまま事故にあって還らぬ人となり、当時の住処の庭に埋葬されたらしい。


 その後のお母さんの苦労は計り知れないけれど、彼が8歳になった頃、すでに結婚していた一番上のお姉さん(当時18歳)の先導で一家は孤島の集落を離れることとなり、長い長い道のりを移動し、ルレナバケの町へと辿り着いたという。ウゴには父違いの下の弟妹があと3人いて、全部で8人キョウダイだけれど、ほかのみんなは今ではそれぞれ違った町で家族を持っていて、お母さんはサンタクルスという町に住んでいる。


 さてさて。最近になって、お姉さんのひとりが、もう身内が住んでいないカンダードからルレナバケにお父さんのお墓を移そうという相談を持ちかけてきた。いつかカンダードに帰るだろうと思って残してきたけど、もう誰も戻りそうにないし、あそこは遠すぎて誰もお花を供えにいくことすらできない。ルレナバケだったらウゴがいるし、おばあちゃんやおじさんたちも住んでいる。


 というわけで、お姉さん2人とお母さんとウゴで、じつに23年ぶりにカンダード集落へと向かうことになった。その遠征隊から強くお誘いを受け、私もウゴや家族が生まれ育ったその大自然に囲まれた土地にぜひとも行ってみたかったのだけれど、いつもは行き当たりばったりで大胆な行動を取っちゃう私もさすがにまだ生後4ヶ月の息子を連れてそこまで辺鄙な場所まで行く道のりの大変さに尻込みしたのと、じつはめっちゃ怖がりな私は、火葬ならまだしも土葬された遺体を掘り起こすなどというホラーすぎる場面に立ち会う度胸は到底持ち合わさないため、今回は息子たち2人と大人しくルレナバケでお留守番することにした。


 そうして、ルレナバケから往復16時間ほどの旅を終え、ほぼ土に還っていたという亡きお父さんの名残りは、ルレナバケの墓地に改めて埋葬されたのだった。


 11月1日はTodos Santos(=死者を祀る祝日)。家族でお父さんのお墓参りに行こうと思う。


 一年ほど前、青年協力隊の手工芸隊員としてラパスの手工芸専門学校で活動するマイコちゃんがルレナバケに遊びに来てくれた。雑貨づくりをする人たちと活動しながら、私自身は手工芸に関しては素人なもので、この機会にいろいろ教えてもらおうとお話をしているうちに、ヤシの葉の染色の話となった。


 カラフルに染められたヤシの葉の商品は、うちわや帽子、カゴ、コースター、小物入れ、アクセサリー、モビールなどたくさんあり、どれもラ・カンビータの定番商品だ。アマゾンの眩しい太陽、青い空、鮮やかな緑のもと、明るくカラフルな小物たちがよく映える。


 のだけれど、染料は残念ながら現地の自然からではなく、化学染料に頼っている。
 (↓写真は、ラ・カンビータつくり手さんたちによる染色過程)

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 そこをなんとか自然染料を使うように転換できないかと前々から思っていたので相談してみると、染色エキスパートの友人がいるから一緒に実験してみるとの嬉しいお答えをいただいた。


 私の妊娠〜出産などで話が延び延びになっていたのだけれど、最近になってつくり手さんたちにマイコちゃんを紹介する機会をつくれ、現在行っているヤシの葉の染色過程を見てもらい、実験用にヤシの葉の標本を持って帰ってもらって、、、



 結果。二週間ほどかけていろーんな工程で試行錯誤してもらったけども、ヤシの葉の繊維に自然染料では色がうまく浸透せず、成功ならず。。。うーん、残念! ・・・でもプロが苦労して無理だったからには、しょうがない。ヤシの葉の染色はこれまでの方法でつづけるしかなさそうだ。


 もし自然素材でのヤシの葉染色に成功していたら、マイコちゃんに先生になってもらい、つくり手さんたちを集めて講習会をしようと思っていたのだけど、そのプランはあえなく中止となり、その代わりに、マイコちゃんが絞り染めの講習会の提案をしてくれた。将来、絞り染めがラ・カンビータで商品化できるかどうかは分からないけど、知らない技術を教えてもらって損はない!

 というわけで、数名のセニョーラたち(つくり手の女性たち)を招いて、それぞれ着古した白地のTシャツやブラウス、ワンピースなどを持ち寄って、気温40度越えの暑い暑い午後のひととき、マイコちゃんの手ほどきを受けながら、みんなでワイワイ布を折ったり、結ったり、絞ったりして、それをまとめてお鍋に入れて、、、ハイ、完成♪

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 汚れた白地の服なんかはこうして染めたらまたかわいく着れちゃうね!とみんなも喜んでくれて、楽しい午後を過ごしたのだった。マイコちゃん、Muchas gracias!(ホンマにありがとう!)


 先週末、9月27日の世界観光DAYなるものにちなんで、ルレナバケの町ではさまざまなイベントが開かれた。筏のレース、マラソン、伝統ダンス、コンサート、郷土料理フェア、etc.


 そんなイベントの一環として町の広場で開かれた民芸品市に、私たちおサル一家のLa Cambita店も出店した。今年5月の伝統文化の日にも民芸品市が開かれたのだけど、そのときはちょうど臨月で大きすぎるお腹を抱えていて参加できなかったので、今回が久々のイベント出店となった。


 あいにく、父ザルはちょうど自宅の工事にかかりきりで(この話はまたいずれ・・)、お店のスタッフの女の子たちはひとりは臨月、もうひとりは子どもが病気だったため、みんなの手を借りることができず、二日間コザルたちを率いて私だけで屋台を回すハメとなったのだけど、そこはなんとか気合いで乗り越える。

 うちの元気な3歳のコザルは広場をほかの子どもたちと駆けまわって過ごし、0歳3ヶ月のベイビーザルは母ザルとともに屋台の店先で通りがかる人たちに愛想を振りまいて売上に貢献?してくれる。二日間ともメチャメチャ暑いなか、1日丸12時間ほど屋台におりっぱなしでさすがに体力的には疲れ果てたけど、そこそこ売上もあったし、何よりたくさんのお馴染みの顔ぶれや新しい顔ぶれに出会えた。2児を抱えて、しかも家事やツアー業のバイトもあるもんだから、最近はなかなか店に立つ時間が減っていたところ、こうした機会にお客さんと直接顔見て話ができるのはちょっと初心に戻る感じで新鮮でいい刺激にもなった。しかも、民芸品市を訪れる多くは地元民だ。地元のジャングルの素材をつかって、地元の人たちが手づくりした品を、地元の人が買って使ってくれる。そんな地元に生まれる繋がりの間に立てることが地味に嬉しい。


 そんなもんで、コザルたちに振り回されながらもやりたいことやる母ザルと、母ザルに振り回されながらもすくすく育つコザルたち@La Cambitaの屋台↓

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 今月初め、まだ定年前の多忙なジィジ(私の父)が仕事のアイマを縫って、大阪(実家)〜東京〜ワシントンDC〜ボゴタ(コロンビア)〜ラパス(ボリビア)〜ルレナバケ(我が家)という超ハードな旅程をこなして、はるばる2人の孫に会いにやってきてくれた。しかもルレナバケ滞在たった3泊のみという、時差ボケを治すヒマもないような駆け足のバケーション。さらには、ラパス〜ルレナバケ間のセスナ機のちょっとした?トラブルのせいで、標高4000メートルのラパスの空港でひとり7時間待ち。そんなときに限って、ルレナバケの町全体のネット回線が落ちていて連絡がつかず、ちょっと冷や汗。。。

 正直、私は父の半分の年齢の今ですらそんな短期間で世界半周往復をこなす気力はないし、ましてや還暦越えてそんな無茶できる自信はさらさらない。って、こんな辺鄙なところに住み着いて足を運ばせてしまった私が言うのもなんですけど。申し訳ないけど、ありがたい。ありがたいけど、申し訳ない。。。

 南半球は春が始まったばかりだというのに、毎日、気温が体温を超える猛暑のうえ、我が家にはクーラーがない。(町でクーラーがあるのは、銀行などのオフィスのみ。)そんななか、ジィジは朝から晩まで「暑い、暑い」を連発しながらちょっとでも涼しいところを探してそこらをうろつき、気の毒なくらい汗をかき、娘の肌の黒さにもようやく納得してくれたようで。

 フフフ、Welcome to Amazon!!



 育児、仕事、妊娠、洪水、出産、エトセトラで今年はめっきり足が遠ざかってしまっていた、うちの畑。かなり放置していたとはいえ、手のかからない果樹をいくつも植えてあったので、たまに手入れや収穫に(ウゴ氏が)行っていたのだけれど、今年初めの大雨と洪水の被害を受けて、それまで豊富に実をつけてくれていたパパイヤの木たちは全滅。生姜やレモングラスなどもご臨終。それよりさらに残念なのが、実をつけるまでに5年ほどかかるアボカドの木。もうだいぶ大きくなっていて、あと1年くらいで実がなりそうなのをかなり楽しみにしていたのに、、、容赦無い水攻めに耐えられず、あえなく枯れてしまった!

 そんななか、生き残り組のパイナップルが去年よりたくさん実をつけてくれているのは喜ばしいかぎり☆


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 さらに、下の写真は、植えた覚えのないトマト。どうやら、私たちをさんざん悩ました洪水で流れこんできた泥に、どこかで消費されたのだろうトマトの種が混じっていたらしく、洪水の過ぎ去ったあと、家の復旧作業や育児や出産がてんやわんやで、手入れもせずに泥地のまま放ったらかしていたのだけど、洪水時に河から流れ込んだ栄養分豊富な泥が肥やしとなり、強い日射しの恵みを受けて、勝手に芽を出し勝手に育っていたものと推測される。なんと逞しきトマトかな!


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 洪水がもたらしたトマトさんの生命力を目にして、不意に励まされ、癒やされたのだった。大地の神様、ありがとう。




 前ブログにつづき、ちらっと新作のご紹介。


 クタ(現地名)と呼ばれるマーブルカラーが綺麗なアマゾンの木がある。その木目を活かせる小物は何かなぁ、と以前から考えていて、今回、ティーカップをつくってもらうことにした。


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 ひとつひとつ手づくりなので、ちょっと分厚かったり、仕上がりが完璧とは言えない面もあるにはあるけど、木目のマーブルがひとつひとつ全部違ってアラ素敵〜♪ とひとり買いかぶって、さっそくアイスクリームやコーヒーを入れての撮影会&お茶会を楽しんでみた。


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 こちらも、ご注文あれば来年期日本上陸の可能性ありです☆


 九年前に開店してからというもの、現地のつくり手さんたちと信頼関係を築き、世界各地から訪れるお客さんとの架け橋の役割をつとめられる基盤となるべく我が子のように育ててきたラ・カンビータのお店だけど、五年ほど前からお店での接客販売を手伝ってくれるスタッフもできて、三年前に長男が生まれてからはいろいろなことが少しペースダウン、ようやく樹が歩き出した頃に今度は成り行き上旅行会社のお手伝いを始めたもんでさらに毎日が慌ただしくなり、そんな環境にちょっと慣れてきた頃に今度は二人目を妊娠し、さらには町と家が洪水に見舞われ、そんななか次男誕生、3歳になったばかりの長男は「イラーン(大阪弁)」「No quiero(スペイン語)」の絶賛イヤイヤ期真っ最中、、、という慣れない非日常的なイベントの連続で、かつて手塩にかけてきたお店の活動はすっかり後回しにされてしまっていたりするここ最近。。。


 を、反省して、久々に新しい商品デザインの提案をしてみた。


 アマゾン産の樹木を手彫りして、アマゾンに生息する小動物たちを象った写真立て。以下の写真は上から、カビバラ、テホン、リスザル。動物たちのお背中に名刺や写真を挟むことができるようになっている。


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 作ってくれたのは、モセテン族出身のミロ兄弟。本来彼らは大きい彫刻を得意とするのだけれど、お客さんへの提供しやすさを考えて、使い道のある小物を提案。アマゾン動物シリーズ、いまは現地のお店のみで販売中だけれども、来年期には日本にも数匹上陸してるかも?

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 ホームページはすっかり放置してしまっていますが、Facebookはときどき現地店に並ぶ商品の写真をアップしているので、ぜひご覧くださいまし!
https://www.facebook.com/LaCambita


 突然ですが、ご報告。
 

 先日、ルレナバケの病院にて3,800gの大きくて健康な次男を授かりました!


 ここしばらく日記更新をサボっていた理由は、まだまだお楽しみのつづいているW杯のせい、ではもちろんなくて、じつはコレ。。。


 2回目となる今回の妊婦生活は、2歳の長男の育児をしながら雑貨屋とツアー会社の両立も続けながらのツワリと貧血に始まり、

 ちょうどその頃、ルレナバケの大切な友人を突然の事故で亡くすというショックな出来事が重なってブルーな日々を過ごし、

 安定期に入った年明けにはかつてない深刻な洪水浸水被害を受けて水道のないテント避難生活を一ヶ月経験し、

 避難中には不注意から溝に落ちて尾骨を強打し(ひび割れか骨折の疑い)、

 洪水後にようやく戻れた住居では下水排水口にトラブルが生じて2ヶ月間もトイレが使えない事態に悩まされ、

 意を決して妊娠8〜9ヶ月で世界半周の移動をして、一ヶ月間日本の実家に里帰り中に、子どもの頃に長年同居してかわいがってもらった祖母の最期を見送ることとなり、

 臨月に入ると、妊婦健診で妊娠糖尿病と巨大児の疑いがあるとして食事制限の注意を受け・・・


 と、なんだかんだのハプニングと困難続きで、「妊娠中は安静に〜」と周りからいくら言われても、なかなかリラックスして自分の身体の変化やお腹の中の子の成長に気持ちを集中することができないマタニティー生活となったのだけれど、みんなに「え、日本で産まないの?」と言われつつもあえて戻ってきたルレナバケで、いざ迎えたお産自体はじつにすんなりと事が運び、本格的な陣痛が始まってから約2時間、3回いきんだだけでスルリと出てきてくれた赤ん坊とご対面!という超スピード安産で、もうそれはそれは心からホッと一息!


 産後の今は、日本からはるばる世界半周して手伝いに来てくれたバァバもいてくれるので(ぴったり出産前日に到着!)、9ヶ月間の苦労の日々が報われた思いで、静かに幸せを噛みしめる今日この頃☆


 じつは彼が生まれたのはボリビアの先住民族の旧暦によるお正月前夜。ティワナク遺跡の太陽の門に陽が昇る直前に生まれた子なので「陽」と名づけた。本来ならHinataと読ませたかったところだけど、それではスペイン語圏では発音が女の子のようだという相方の意を汲んで、Hinatoに決まった。


 「樹」と「陽」、どちらもアマゾンの大自然の恵みを受けて生まれてきた子たち。強く、健やかに、そして優しく、のびのびと育っていってほしいと思う。


 ↓写真は、うちのアマゾン畑にて、バァバに抱っこされる生誕十日目の陽。

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 今年1月から3月にかけての洪水被災以降、だいぶ長らくブログ更新をサボってしまった、、、理由&言い訳はまたそのうち書くとして。


 このところ毎日、W杯観戦がそれはもう楽しくって忙しくってしょうがない。なにしろ我々、南米市民。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、コロンビア、エクアドル、(今回は出られてないけどパラグアイも)とサッカー強国の勢揃いする南米予選では毎度最下位のじつに残念なボリビアだけど、サッカーを愛する気持ちだけは他国に決して負けてない。ボリビアの国内リーグやコパ・リベルタドーレス、コパ・スドアメリカーナ、コパ・アメリカなどの南米リーグはもとより、チャンピオンズリーグや英プレミアリーグ、独ブンデスリーガ、伊セリエAなども普段から普通にTV中継していてみんな観てるし、週末には地元のサッカーリーグも大層盛り上がる、ただのミーハーではなくかなり本気のサッカー好きだと自負する。在ボリビア歴11年、そんなサッカー愛好文化にすっかり感化されている私もサッカー観戦は大好き。自慢にならんけども、ここのところ午後は仕事サボってまで毎日W杯観戦で町中のみんなと盛り上がっているワケだ。


 多文化と自由に恵まれた環境で育ち、君が代の歌詞も節も知らないで生きてきた私は「愛国心」たるものを持ち合わせておらず、世界中の国が対戦するからって特に日本の優勝に思いを馳せているわけではなく、(まぁミーハーな人情として、日本戦の際にはちゃっかりブルーのサムライユニフォームを着て観戦しておりますが、)ただ、普段違ったチームでプレイする世界中のさまざまな選手たちが4年に一度「国」というカテゴリーに分かれて対戦する様子が単に面白く、また、国によって保守的だったり、自分勝手だったり、チームプレイが上手かったり、肉体的に優れていたり、とそれぞれカラーが違うのを見るのが面白かったり。


 たとえば、前回の優者(さらには欧州リーグ強チームの選手たちが多数いる)スペインが5−1という大差でオランダにリベンジを果たされているのを見ると、意地悪くも「調子に乗ってるからそうなるんだよ、ザマアミロ」とついほくそ笑んでしまう。また、前回準決勝まで勝ち残った南米のサッカー大国ウルグアイがみんなの予想に反してまさかの3−1で中米の小国に逆転されるのも、やっぱり「ザマアミロ」的なサプライズで楽しい。


 今回日本が初戦で対戦したアフリカのコートジボワールは、世界経済の分野では途上国にあたるけども、サッカー選手たちはみんな体格が日本人を上回っていて、顔立ちや気力にもなんだかやたらと迫力があって、対戦中に絡む日本人選手たちが可哀想に思えるほどだった。けど、あの巨人で強面のドロクバ選手が、フランスから独立後も部族間紛争の絶えないコートジボワールの市民に向かって、「みんな武器を捨ててください!」とW杯進出決定後のインタビューで和平を訴えたというエピソードを聞くと、また別のイメージが表れ、とても応援したくなる。


 あと、目をつぶってはいけないのが、W杯とつづくオリンピック開催に向けての大・大・大投資の裏で、日々の暮らしに悩まされる大多数のブラジル市民たちの現実。W杯に向けては去年からすでに国内のいろいろな分野で物価が上がったとブラジルに出稼ぎ中のボリビア人の友から聞く。ミーハーな私は、「お隣さんの国で開催ならぜひとも生観戦したい♪」とも思ったけども、旅費・滞在費・チケット等の高値に躊躇し、結局隣国の我が家でのオンタイム観戦で満足することにした。そんなブラジル国内では、市街の外観を守るために警察がホームレスやストリートチルドレンたちを抑圧していたり、お祭りへの投資を福祉や教育に回すことを求めた市民たちのデモ隊と警察との衝突がW杯開催前も今も各地で見られたりしていて、そんなニュースを聞くとW杯を単純に楽しむことに罪悪感をも感じてしまう。W杯で生じる景気上昇や地域振興の恩恵ができるだけ幅広い市民層に行き渡ればいいのだけれど。。。


 けども、サッカーに罪はなし。スポーツ観戦で多くの人が明るく元気になれたら、健全このうえなしでもある。このあともどんな選手たちのどんなプレイが観られるのか、お楽しみがあと一ヶ月つづく。。。


 写真:日本のユニフォーム着て日本戦の合間にサッカーゲームを楽しむ我が家のサッカーファンたち(相方と息子)☆

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 最初の洪水から丸一ヶ月。じつに3週間にも渡って私たちルレナバケ村民を悩ましてきた雨・雨・雨・・の日々もようやく落ち着き、土砂崩れ後の危険な山で町民のために復旧作業に取り組んでくれた技師さんたちのおかげで町の水道もついに復活、他市からの道路はまだ復旧作業がつづいていて多少物資が不足したり値上がりしたりはしてるけど、なんとか日常生活が回るようになってきた。なによりもこの常夏のアマゾンでいつも親しんでいる青空と痛いほど照りつけてくる太陽の光を浴びることが一番の元気の素!


 とは言え、約一ヶ月に渡って被災を繰り返してきた私たちにとって、その後の復興までの道のりも簡単ではない。。。


 家を失ったり、修復が必要だったりして、いまだに避難生活をつづけるたくさんの家族たち。かくいう私たち一家も、数日間も水に浸かっていた我が家を前に、いったいどこから手をつけたらいいのやらと途方にくれてしまい、、、年末にサボってやり損ねた大掃除を今頃するハメになったワケだけど、ドロドロになってしまった床や壁や家具や日用品らの回収・清掃・ゴミ出し・片付け作業は思った以上に大変で、衛生の点から夜はまだテント生活をつづけている。(もうかれこれ三週間ちょい。)


 畑や田んぼが半壊・壊滅した農家さん、たくさんの家畜を失った牧場主さんの痛手も相当だし、考えるだけで切ない。。。


 町の主要産業であるツーリズムは、他市からのアクセスがいまだに途絶えていることから客足はもちろんないし、ジャングルやパンパスに木や椰子の葉で建てられているエコロッジやボートの物理的被害も大きい。元通りの活動再開には数ヶ月かかるかもしれない。そして、観光業の収入が崩れると、旅行会社やレストラン、ホテルなど直接の観光業関係者は当然のこと、町自体の景気も影響を受けるのが観光地の痛いところ。


 うちのお店だってもちろん例外じゃない。浸水被害こそ免れたものの、ここ一ヶ月はまともに店を開けることすらできなかったため、あまりの湿度でカビが生える商品続出! バイトでお手伝いに来てくれるスタッフの女の子たちには、それぞれの家庭事情が大変でないときだけお店に来てもらい、接客するお客さんがいないからかわりにひたすら対カビ掃除に励んでもらっているこの頃。


 そして、「ラ・カンビータ」の店に商品を卸してくれるたくさんのつくり手さんたち。各集落によって被害の大小はさまざまだけど、みんな多かれ少なかれ洪水被害を受けている。雨がおさまって、ちょこちょこ私のところに顔を出してくれるようになって、それぞれの洪水体験話や現況に耳を傾ける。正直、今の状況で彼女たちの商品を受け取っても、観光業が落ち込んでしまった今、しばらくは現地で売れる見込みはないし、湿度の高い雨季がまだ一ヶ月はつづくなか在庫保管作業だけでも大変で、心中アレコレ葛藤がありながらも、商品を卸して現金を持ち帰りたい彼女たちの気持ちや状況はこちらとしても痛いほど分かるし、私にはほかに彼女たちを手助けする方法が思いつかないので、店が面している状況を説明し理解してもらいながらも、できるだけ商品の買い取りをする。お互いに、今後の好転を祈りつつ!


 そんなわけで、じつに四度もの洪水をもたらした今年のかつてない連続大雨は、年始めからルレナバケや周辺の住民たちに大きな試練を与えてくれ、今年は誰にとっても前途多難となったわけだけれども、「自然と生きる」意味を実感させられる日々、自然への敬服を忘れずに、アマゾンの樹々のようにみんなで共生しながら強く逞しく生きていこう。



↓写真は、今後の洪水対策に備えて、我が家と溝の間に堤防をつくる作業に励むウゴ氏とその仲間たち。オレンジの家の壁に注目! 洪水時の最高水位の跡を残すラインが窓より上の高さにあるのが分かるでしょうか??

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 「二度あることは三度ある」、、、どころかまさかの四度目(三度目の延長)の洪水に襲われたのは、2月12日の夜中、だったらしい。

 私ら一家は3度目の洪水後また高台でキャンプ生活を送っていたのだけれど、この日は明け方から雨の音がせず外で小鳥たちがピーピー、ピーピーと鳴く声がして、「お、さすがにそろそろ晴れそう?」なんてポジティブに目覚めたばかりだったというのに、町と我が家の浸水レベルがどのくらい下がったかと思って偵察に出てみると、なんと洪水地域が前日よりも広がっている!


 ラパス、そのまた向こうのペルーから来るこの河、ルレナバケでは一時降り止んでいても上流部では雨が降り続いていたらしく、一晩経って河の氾濫は落ち着くどころかより激しくなっており、当然、水位は下がるどころかますます上がって、道路は河のように激しく泥水が流れており、そこにまた追い打ちをかけるかのように土砂降りがやってきて、私は家の前まで辿り着くことすらできなかった。

 相方ウゴ氏がひとりで胸まで(前日は腰までだったのに!)ずぶずぶ水に浸かり家の中に入っていったところ、ここまでは水が届かないだろうと予想して家具を積み重ねて上へ上へと積んであった物の多くがあえなく水に浸かっていたり、沈んでいたり、浮かんでいたり、というなんとも悲しい結果になっていたらしい。。。もちろん我が家に限ったことではない。河から3ブロック離れているうちでもこれだけ浸水したのだから、川辺に近ければ近いほどさらに被害は大きかったし、何と言っても今回は夜襲攻撃だったため、みんなの受けた痛手もより大きくなってしまった。


 しかも、断水すること19日、計画停電始まること4日、他市からの陸路断たれること1週間、今度は町に通信電波を供給する大きなアンテナの建つ町の電話局が浸水して何かが故障し、携帯電話からインターネットまでの通信手段がすべて途絶えた。

 最初の洪水が起きて約三週間、いろいろ大変な中も、こうしてブログやフェイスブックで現地の状況を発信することで、世界中の友だちから応援メッセージをもらい、ボリビア中の友だちから心配の電話をもらい、そんな友人たちからの温かい言葉に毎日励まされていたというのに、そのメディアまで失うとなんだか本当に世界の孤島に取り残されたような気分になり、さすがにちょっと弱気になった。このまま我が家も多くの家も水に浸かったまま腐りゆくんじゃないか、とか。もう、このままルレナバケは陽の目を見ることなく沈んでいくんじゃないか、とか。とか。


 そして昨晩、ついに一晩中雨の音を聞くことなく夜が過ぎた! さらに今日の午後には、念願の晴れ! 空にはもう三週間も待ち焦がれていた太陽が!


 河の水位はまだまだ高く油断ならないもののとりあえず一旦町からは引き、通信電波も3日ぶりに復活。断水と計画停電はまだつづいているけど、とりあえず、晴れた! 水浸し、ドロドロの家に戻って、床や壁や家具を洗い流して、ゴミと化してしまった本やら物を処理するしんどい作業に費やす日々はまだ続くし、雨季もまだあと一ヶ月はつづくはずなので油断はならないけれども、とりあえず、今日は晴れ! それだけでこんなに嬉しい。あぁ、母なる大地さま、ありがとう!


↓以下、ここ三週間ほど洪水の最中、笑顔と元気をくれた明るく逞しいルレナバケの人々。

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 2月2日、洪水つづきで中止になってしまったルレナバケ170周年記念のお祭りだったけど、先住民のおじちゃん、おばちゃんたちは雨の中、帽子をビニール袋で覆って、ドロドロの道を自主的に踊り歩き、暗い町の雰囲気に一時お祭り気分を与えてくれた。


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 河から町に逆流してきた水で溢れる道路や溝で魚釣りを楽しむご近所さんたち。ちっちゃいのから40cmくらいの魚までが簡単に釣れちゃって、みんなの食卓を支えてくれていたのだった。


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 キャンプ生活の非日常でも、不便で不衛生な環境のなかでも、身体を壊すことなく、毎日明るく元気でいてくれている我が子に感謝!!

 1月25日の土砂崩れ+鉄砲水による洪水の後、ようやく家が少し片付いたと思ったところに、つづく31日、今度はベニ河(アマゾン河の源流のひとつ)の氾濫による洪水が起きた。山攻めのつぎは河攻め!


 まったく予想していなかった一度目とは違って、二度目は前日から河の水位が徐々に上がっていくのが目に見えていたので、川辺住民はもとより数ブロック上の住民までが十分に警戒し、前夜から各家庭の入り口に土嚢を置いたり、レンガと石膏で固めたり、家具を上に積み重ねたりする様子が見られた。我が家も川辺から3ブロック上にあるとはいえ比較的下流部の低地なので、やっぱりご近所さんに見習って、表と裏の入り口に土嚢を積んで洪水に備えた。にもかかわらず・・・


 日が明けてみれば、努力のかい虚しく、氾濫した河から逆流してきた水が道路の溝から勢いよく溢れかえり家の敷地になだれ込んでくるし、キッチンやシャワーの排水口からも逆流してくるしで、一度目よりは遅いペースとはいえども数時間後には結局我が家は再びひざ上の高さまで浸水してしまった。浸水を防ごうと工夫や努力をした分、二度目の方が物質的な被害は少なくすんだけれども心理的なダメージは大きく、なんだかどっと無力感を感じてしまった。


 結局、屋内の水が長靴の中にジャブジャブ入ってくるようになった頃、無駄な抵抗を諦めて我が家を放棄し、幸い町の高台部で二度とも浸水被害を受けなかった私の職場(ツアー会社)にテントを張って、4日間寝泊まりすることとなった。同じく、山間部、川岸部に住居を持つ多くの住民たちは高台の学校で今でも避難生活を続けている。


 ・・・と、洪水がもたらした被害はこれだけでは終わらない。25日の土砂崩れで山の湧き水が町にもたらす水道の主管が激しく破壊され、その後も雨がつづいたものだから復旧作業が遅々として進まず、なんと昨日まで約二週間もの日々、町全体で水道のない暮らしがつづいた。その間みんながどうしていたかというと、降り止まない雨水を溜めて飲料も家事も洗濯も入浴もまかなっていたのだけれど、なにしろ熱帯のこの地域、水が溜まる場所には蚊も勃発するし、だいたい不衛生だし、不便だし。


 さらには、河のアクセスはおろか、陸のアクセスもラパス方面は途中で橋が落ちて不通、ブラジル方面は道路が浸水で不通、毎日飽きずに降りつづく雨でセスナ機もほとんど運航できず、文字通り「陸の孤島」となったルレナバケに閉じ込められてしまった私たち。


 洪水まっただ中やその直後はみんな目の前の出来事に必死だし、アドレナリンが出ているのか結構元気だったけれども、日が経ち状況が長期化するにつれて、自宅や町の惨状に改めてショックを受けたり、町の水が引いてもなかなか水道が復旧しないことに苛立ちと不安を感じたり、まだ降り止まない雨がトラウマになってきていたり、と心身ともにみんなの疲れが溜まっていくのを感じた。


 水道の復活で住民にちょっと元気が戻ったけど、家の片付けから町の復興まで、まだまだこれから私たちがやることはいっぱい。それに今後、デング熱流行や農作物不足、観光業の落ち込みなど二次的な心配事もたくさん出てくるだろうけど、まぁ焦ってもしょうがない。さぁ、前向きにみんなでガンバロウ、ルレナバケ!


     ☆      ☆      ☆      ☆      ☆   


追記:そうこう言いながらも少し落ち着いてきたかなぁ、という2月9日、なんとまたしてもベニ河が氾濫して町中が大洪水に。水道もせっかく復旧してほっとしたところだったのに、1日たってまた断水。まだまだ我々の試練は続きそうです。。。 
(↓写真は今朝の我が家の前の道)

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 例年の雨季より数ヶ月早い10月初旬から頻繁に降りだした雨が、年を明けてからも緩まるどころかますます激しく降りつづけ、その結果、またしてもパチャママ(母なる大地)の警告かのような災害と悲劇がルレナバケを襲った。


 夜明け前から強く降りだした雨に、「今日もよく降るなぁ、また庭が洪水だワ〜」なんてノンキに構えていられたのも束の間、突然家の表と裏の扉から雨水がジワジワしみ込んできたかと思うと、つぎに川の流れのようにどっと泥水が流れこんできて、アレよアレよという間に家の中は一気に膝上まで浸水した。時間にして何分くらいの出来事だったのだろう。あまりに突然のことで冷静な判断もできない中、とりあえず樹坊やを高い子供イスの上に避難させて、電気のブレーカーを落として、相方と私とで冷蔵庫やら洗濯機やらをとにかく机や椅子の上に必死で持ち上げていくものの、気がついたら本棚の下段の本はすでに水に覆われ、床に置いてあった玩具箱から流れでた樹のオモチャたちがそこらをプカプカ流れ、棚の下方に仕舞われていた多くの物が救出作業が間に合わず水浸し、そんな初めて見る我が家の光景にアワワ・・・と呆然となりながら、一体どこまで増水するのだろうとヒヤヒヤの思いで目に付くものからとりあえず上へ上へと積んでいくほかにできることもなく。。。


 3年前、ちょうど日本で震災があったちょっと前に、ルレナバケではアマゾン河の源流のひとつであるベニ河が決壊して10年以上ぶりと言われる大洪水に見舞われた。なので今回家の中で浸水が始まったときも、てっきりまた3年ぶりに河が決壊したんだと思い込んだのだけれど、そうじゃなかった。じつは、ちょうど我が家が浸水するちょっと前に、大雨でルレナバケの町を見下ろす山のあちこちで土砂崩れが起きたのだということを後から知った。つまり今回の洪水は土砂崩れが大雨と相まって町に一気に流れ込んだ影響で町中にも洪水+土砂流れの被害が出たもので、3年前の洪水では河に近い地域が被害を受けたのに対して、今回は山の麓の家々が土砂に破壊されるという悲劇が起きていたのだった。うちは幸い所有物の浸水被害だけですんだけれど、それでも十分に怖い思いをした。


 アマゾンの入り口にあるルレナバケの町を囲う緑の山と茶色の河。普段は穏やかな姿で、私たち人間を寛大に共生させてくれてはいるけれど、いつこのように形を変えるかは分からないのだ。やっぱり人間は自然を見くびっちゃいけない。大自然の前では人間なんてほんのちっぽけな存在なんだから。つくづくそう感じさせられる出来事だった。


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 家の玄関口で、かろうじて高台となる靴箱の上に避難する愛犬バルト。


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 沈みかけのベッド。マットレスと布団はぎりぎり救出済み。


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 町から見える山の土砂崩れ。何箇所もある。道はどこもドロドロの土砂流れの痕跡が残っている。


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 その後のルレナバケの町中心部。山から離れた町の中心部でも土砂を取り除く作業が連日行われる。もちろん山の麓はよりひどい被害の復旧作業。ちなみに町全体の水道管が壊れて、約3日間水道水なしの生活だった。慣れっこの停電も、普段より頻繁に発生。


 南半球のボリビアはただいま夏まっただ中。我々おサル一家の暮らすアマゾンの町ルレナバケはクリスマスだって30度超えの暑いアツーーーイ年末模様。厚着のサンタさんは熱射病に要注意?!


 我が家のコザルを楽しませるため、今年はうちでもクリスマスツリーを飾ってみた。

 オーナメントは「ラ・カンビータ」のオバちゃんたちが手づくりするヤシの葉の天使やかご、麦わら帽、小鳥など、カラフルなミニチュア小物たち☆ 
 (オーナメント写真はラ・カンビータFBからも見られます♪)

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 あっという間に2013年もあとすこし。みなさま平和で笑みの多い年末年始をお過ごしくださいませ!


 スコットランド出身でボリビアに帰化した彼女とは、異文化からルレナバケに魅せられて移り住むようになった移民仲間としても、この大好きな村で地元の人たちとともにエコツーリズムに取り組む仲間としても、ただの一対一の人間としても、これまでルレナバケで10年来の付き合いを持つ心通う良き友人で、毎週のように一緒に美味しいもの食べて飲んで踊って笑って、たくさんの笑顔の時を共有してきた友だちだった。仲良しで大好きで、これからもずーーーっと長らくこの村でいい付き合いをしていくんだろうと信じて疑うことのなかった大事な人。が、先日から休暇で行っていたアフリカ旅行中に、不慮の事故で亡くなったことを知りました。


 今年もみんなで一緒に過ごす計画を立てていた年末年始はもうすぐそこまで来てるというのに。悲しくて、悲しくて、こんな悲劇が突然起こるなんてとても信じられなくて。彼女の笑顔がもう見られないなんて、どうにも切なすぎて。それに残されたパートナーの気持ちを思うと胸が痛すぎて。ナミビアという国は地理的にも心理的にも今の私には遠すぎて、最期に顔を見に行くことすらできない。


 悪夢のような突然の出来事への悲しみを消化しきれず、毎日の仕事が手に付かないながらも、時間はいつもどおり刻々とすぎていくので、たまる課題をただ静かにひとつひとつこなしていくこの頃。外は、残された者たちの悲しみを映すかのようなシトシトという静かな雨が降り続いています。


 当たり前のことだけど、人生、どこで誰に何が起こるか分からない。あんなに明るくてパワーに溢れて笑顔の絶えない人が突然この世からいなくなることもある。今すぐにこの悲しみから立ち直ることは難しいけど、もっと毎日を、その一瞬一瞬を、大事に生きないと。できれば、彼女の分までいつも笑顔で。そう思う。
 前のブログでご案内した旅博イベント出展、無事終了しました〜☆

 いやー、疲れたーーー。でも、楽しかったーーー♪


 4日間、本当にたっっくさんの出会いに心いっぱいの刺激を受ける毎日でした。以下、日記風に徒然とご報告。。。


1日目:

 長旅疲れと13時間の時差でグッチャグッチャの身体を奮い立たせ、展示用の大きな荷物を抱えて、いざビッグサイトの会場へ。なんと、時差の計算を勘違いしたボリビア人ボスが旅博一日目を丸一日ミスするというハプニングがあり、一日目に組まれていた日本の旅行会社との商談会はすべて私ひとりでこなすはめに!

 私だって初めてでドキドキなのに。。。もーーーぅ、ボス! でも、メディア関係者にルレナバケとついでにラ・カンビータの宣伝もさせてもらっちゃったもんね。

 同じくはるばるボリビアから渡日した共同出展者のルーベン(ウユニの旅行会社)とジャケリン(ポトシの旅行会社)と合流、明日から始まる出展ブースにバナーやポスターを飾って準備を終え、帰り道のゆりかもめで近代的な風景にはしゃぐ二人に癒される。


2日目:

 ボス登場。言い訳の嵐。もう、いーよ。終わったことはしょうがない。

 二日目は出展ブースを訪れてくれる旅行業界のみなさまにボリビアの魅力とリピコツアーズならではのツアー企画をご紹介。

 その昔、まだ高校生だった頃、スタディーツアー企画で行ったタイ、今の私の原点とも言える旅をコーディネートされていた五十嵐さんとその旅を共にした田中さんが会いに来てくれた!15年ぶりの再会、めっちゃ嬉しかったです♪


3日目:

 週末は一般のお客様向けPRのチャンス。

 なんとボスが出展者パスを宿に忘れて入場できず、9時集合で準備するはずが開場時間の10時よりさらに30分の遅刻。呆れて文句言う気にもならない。

 老若男女、たくさんの旅好きなお客様で溢れる会場、ちょっと外れのブースで元気にボリビアをアピールする。最近、日本でウユニ塩湖のドキュメンタリーやCMが多く流されているらしく、「ボリビア」は知らないけど「ウユニ塩湖」に食いつくお客様多し。

 世界一周中の娘さんがルレナバケのラ・カンビータ店に寄ってくれたご縁でこのブログに辿り着いていただいたというお母様が福島からわざわざ会いに来てくれた!ありがとうございます!


4日目:

 最終日は朝から大雨洪水警報。にもかかわらず、開場前からたくさんのお客様が列をなしている。

 すでに日本で知名度をあげているウユニ塩湖を筆頭に、世界一標高の高いチチカカ湖、インカ文明より古いティワナク遺跡、それにもちろん私の住むルレナバケ発のアマゾンツアー、などなどボリビアの魅力をアピール、行き方から気候、治安、予算など旅の情報提供をさせてもらう。

 東京在住のご無沙汰のお友達が3組、家族づれで遊びに来てくれた、ワーイ♪


 たっくさんの出会いでお腹いっぱい。初めての大きなイベント出展を終え、学んだこともいっぱい、明るく前向きな気持ちで今後の課題もたくさん持ち帰る。


 出会ってくれたみなさま、コレ読んでくれたみなさま、ありがとうございました! せっかく得たご縁、将来の希望へとつなげていきたいです。それでは、次回はボリビアでお待ちしておりまする〜☆


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去年の暮れからルレナバケ支部としてお手伝いしているリピコツアーズは、ボリビアのラパスに拠点を置いて、アンデス山脈登山やチチカカ湖、ウユニ塩湖、etc.etc.それに、もちろん我が町ルレナバケから出発するアマゾンツアーなど、バラエティーに富んだツアープログラムをアレンジする小さな旅行会社である。


そこの陽気な社長さんが今年始めに調子付いて「ナツミが仲間に入ったからには今年は日本の観光フェリアに出展して日本人旅行者をいっぱいボリビアに呼ぶぞーーー」と息巻いた。とは言うものの、フランス系ボリビア人で、ラテンののんびり気質に口が軽くて話が大げさなキャラが上乗りする社長さんの言うこと、話半分にあまり期待せず聞いていたのだけれど、イベントまで一ヶ月を切った8月始め頃、「チケット取ったぞーー」と突然連絡が入り、それから大慌てで、やれビザ申請、やれ日本の旅行会社とのアポ取り、やれホテル予約、やれイベントオーガナイザーとのコーディネート、etc.etc.と日本語必須な仕事が山ほど回されてきて、てんてこ舞いの日々の末、なんとか、陽気で言うことでかいけどいまいち頼りのないボスを引きつれての渡日の目処が立ってきた・・・。


そんなもんで、晴れてご報告。9月12〜15日と東京ビッグサイトにて開かれる旅博に出展決定です。12、13日は業界日ですが、14、15日は一般日なのでどなたでも入れます。旅好きな方、ぜひ現地で会いましょう!私と陽気なボスは中南米エリアのI-05スタンドにいるはず!

旅博 → http://www.tabihaku.jp/
 我が家のアーティストである妹君が去年休業中にルレナバケに遊びにきてくれた際に、せっかくなのでちゃっかりルレナバケTシャツの新デザイン考案を頼んでおいた。

 ルレナバケの町を実際に歩いて町ゆく旅行者たちの趣向を観察し(マーケティング!)、手足長ザルやアルマジロなどアマゾンツアーで実際に妹が出会った動物さんたちがモチーフにされた今回のTシャツ。色やサイズはこちらで適当に調整して、ラパスのTシャツプリント屋さんに発注して、ついに完成。ジャジャーーーン♪ 

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 さて、このラ・カンビータ店オリジナルデザインのTシャツ。販売は現地ルレナバケ店のみなので、お求めの方はこの際ぜひとも海越え山越え、僻地と呼ばれてしまうルレナバケの当店までお越しくださいましネ! サイズもカラーも充実している今がチャ〜ンス?!

 Designed by Serina K. ↓ 
 http://selinakawata.sakura.ne.jp
 ボリビアでは、選挙で投票するのは国民の権利であるだけでなく、義務だ。(罰金あり。選挙前日から移動禁止、飲酒禁止、etc.)


 ボリビアでは、二年以上住んで在留許可を取得している外国人も地方選挙では投票できる。(税金を納めている土地のリーダー選びに参加できるのは当然の権利だと思う。)

 
 ボリビアでは、憲法改定など国の重要事項を決める際には議決ではなく、国民投票が行われる。

 
 ボリビアでも、メディア操作があったり、買収行為や不正や汚職があったり、矛盾した政治もいっぱいあって、まだまだ理想的な民主主義の姿ではないけれど、日本よりは政治が市民のものとして浸透しているかもしれない。

 

 日本に拠点を置かれるみなさま、日曜日の選挙、託しましたよ! 忙しくても、せっかくの権利を無駄にしないで、投票行こうね。

 ・・・世界の一角で日本と世界の行方に思いを馳せている、日本に縁のある地球人より。

 最近、二歳の誕生日を迎えたばかりの我が家の子ザルは、ますますおしゃべりが達者になってきた。好奇心いっぱいで、いろいろ指さして名前を聞いてくる。

 せっかく覚えようとしてくれているので、そのスポンジのように吸収率のいい彼の脳に今のうちに日本語をインプットしてもらおうと思い、ママとコの間はできる限り日本語で向き合っていて、今のところなんとか日本語のボキャブラリーの数がスペイン語に勝っている。

 でも人見知りが減ってお友達の数も増えてきたし、そのうちスペイン語環境からの学習が勝ってくるんだろうなぁ。。。まわりで日本語を話すの私だけだし、私もかろうじてインターネットで日本語の読み書きする機会はあるけど、普段の生活会話はほぼ完全にスペイン語のみなので、正直ときどき自分の日本語が怪しかったり、、、もう英語なんかますます怪しいスパィングリッシュ。



 ところで、最近冬至を迎えたボリビアはここ二週間ほどめっきり冬模様。

 冬と言っても、アマゾンのルレナバケは気温20度前後を保っているので震える寒さではないけれど、今年は雨季の夏に雨が降らなかった分、乾期に入っているはずの今頃雨が降りだして、もうしつこいほど毎日よく降っている。もともと湿度の高い土地なのに、こんだけ毎日雨降ったら、店の商品に、カ、カビが・・・! 子ザルのパンツもなかなか乾かんし!

 普段、満面の日光に恵まれているわれわれアマゾンッ子たちは、太陽の光を浴びない日がつづくと、なんだか心身ともに活気がなくなり、みんなの表情も暗くなっている気がする。あ〜、早くお天気一転してくれないかな!



 ☆日光浴&森林浴する、ある日の父ザルと子ザル
   = ”お日様があるときぃ〜♪”(551の豚まんCM風 ←コレって関西だけ?)

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 ★霧に覆われた、今日のベニ河
   = ”お日様がないときぃ〜・・↓”

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 こんな田舎暮らしでも、二ヶ月も生活の場を空けちゃうと、そのあとのフォローアップがそれなりに忙しい。毎日の家事子育て的アクティビティに加えて、家の中はまたさっそくウゴ氏による改装工事が始まっちゃって究極にゴッタゴタだし、本職のお店にはつくり手の人たちが「待ってました!」とどんどん訪れてくれるし、バイト(でも結構フル)でやってるツアー屋さんは翻訳の宿題をドッサリいただいてしまっているし。


 さて、そんな私の勝手な都合は置いといて、今日は私がお手伝いするツアー屋さんより、旅を愛するみなさんにルレナバケ発のアドベンチャーな旅のメニューをご案内♪

 時間に余裕があり世界半周する体力がおありのみなさんは、さぁこれから楽しいプランニングを! 物理的にそりゃ無理さ〜というみなさんは、これ読んでイメージトリップでご勘弁。。。



★パンパス(熱帯湿原)牧場ツアー:3〜6日間

 ルレナバケからブラジル方面へと広がるパンパス(湿地帯)の牧場で、パンパス探索とカウボーイ生活の両方を体験できちゃう一石二鳥ツアー。草原や湖、森林が広がる雄大な風景のもと、現地の人々の文化や未開の自然環境を体験することができる。乗馬・ハイキング・牧場でのカウボーイ体験(馬に乗って牛の群れを集める、etc.)・湖でカヌー漕ぎ・ピラニア釣り・野生動物観察・夜のハイキング・投げ輪レッスンなどワイルドなオプション盛りだくさん!(ちなみに、写真の一番後ろにいるのが私と子ザル。)

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★本気ジャングル探検ツアー:3〜15日間

 ジャングルの知識豊富で地域のことを知り尽くす現地人ガイド「マリオ」とともに本格的なトレッキングでジャングルを体験する。毎晩、ジャングル内の違った場所にテントもしくは蚊帳付きハンモックで簡易キャンプを張り、どこまでも非凡な経験と自然環境を大いに楽しみつくしちゃうサバイバルツアー。

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 ↓ 時間がな〜いという駆け足の旅人さんやご家族連れには、半日から可能のこちらのショートプログラムツアーがオススメ!


★野生動物保護センター見学ツアー:半日/1日/2日間

 親と離れたり傷を負った野生動物たちをジャングルに復帰させるためのリハビリと原始ジャングルの保全を主な目的とし、その他に樹木の再植林のための種子収穫や農林エコシステムにおける持続可能農業の活動も行うセンター。原始ジャングルの一部をガイドの解説を受けながら歩き発見する。また、施設でそのとき保護を受けている野生動物を観察したり、農林エコシステムで育てられるさまざまな旬のフルーツを味見したりできる。

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★ジャングルキャノピー体験ツアー:半日(午前/午後)

 片道約45分のジャングルトレッキングを楽しみ、山上からどこもかしこも緑・緑・緑なジャングルの壮大な景色を見下ろしながら、ケーブル全長1200m、9台のプラットホームに掛けられるキャノピーで、ターザンになりきってアドレナリンを体感しよう!

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★エコリゾート・ゴルフ場:半日/1日

 約100ヘクタールに広がるジャングルと草地がミックスした敷地内で乗に馬ってお散歩したり、世界一生物多様性に富んだゴルフ場でのアドベンチャーゴルフ(9ホール)やフリスビーゴルフを体験したりできる。

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★カヤックツアー:半日/一日/二日

 アマゾン河源流のひとつであるベニ河でカヤック漕ぎを楽しむツアー。カヤックツアーとの組み合わせで山の麓の小川で泳いだり、河で魚釣りをしたり、ハイキングしたりなどのオプション有り。

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 その他、ツアーのこと以外でも、ボリビア方面の気になること、お気軽になんでもどうぞ〜♪

 リピコ旅行社 問い合わせ先: lipiko-rurre@lipiko.com (河田 菜摘)←日本語OKでっす。

 長い、長い旅の移動はとっても疲れるけれども、ふとした瞬間に普段は見ることのない素晴らしい景色と遭遇したりすることもあって、そうしたときに旅があたえてくれる小さな幸せが心をいっぱいに満たして疲れを癒してくれる。


 ↓これは東京行きの飛行機の窓から見えた富士山。

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 ↓こちらは、ボリビアに着いてからルレナバケまで乗った夜行バスで、明け方目を覚ましたときに窓の外に広がり始めていたアマゾン地方の朝焼け。

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 どちらも残念ながらこんな写真なんかでは全然その感覚が伝えられないけれど、オサル一家三人はその景色を目の当たりにした瞬間、窓に張り付いて「ウヮーーー!」と見とれて、「ホーーー。」と幸せの溜息をついたのだった。


 さてさて。そんなもんで、今回も長い旅を終えて、ルレナバケの村に無事到着! 


 家の中はホコリとクモの巣だらけだし、庭はかるくジャングル化してるし、「おかえり〜」と次から次へと訪れてくれる友人やご近所さんやつくり手さんたちのお話相手もしなきゃだし、店もツアー会社もやるべき仕事がたまりまくっているし、こりゃまた一気に忙しくなっちゃったゾ!


 と、まぁまぁ。慌ててもつまらない。アマゾン時間でボチボチのんびり片付けていくことにしようではないですか。


 ↓ ただいま、我が家☆

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 春日というより夏日のようにあたたかいお日柄に恵まれたなか、

 14日は地元北摂のこじんまりとした素敵なカフェでの茶話会イベントで、ご無沙汰していた旧知の方や「ハジメマシテ」の初々しい高校生などとお話ししてほのぼのした午後を過ごし、


 15日は京都知恩寺の手づくり市にバァバ道連れにして一家で出向き、

 「インスピレーションで貴方の文字を筆書きします」という一風変わったオモシロ書道家さんとお喋りしたり、

 ボリビアのお隣の国ペルー出身の服デザイナーさん(京都在住)とその助手のお姉さんと仲良くなったり、

 「京都でギャラリーカフェやってます」っていうおっちゃんにご招待のお声をかけてもらったり、

 去年たまたま通りがかってネックレスをお買い上げいただいたお客様がまたしてもたまたま通りがかって私たちのことを覚えていてくださり、今度はウゴ氏力作のマクラメ編みの腕時計を買ってくださったり、

 なんと、このやる気のない不定期ブログを読んでくれているというとっても貴重な「ハジメマシテ」の方とお目にかかれたり、

 「ひっさしぶり〜」な小学校の同級生が夫婦づれで遊びに来てくれたり、

 といろ〜んな出会い盛り沢山な一日を過ごしましたですよ。みなさん、本当、出会いに感謝です。アリガトウ!グラシアス!

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(ゆかちゃん夫婦が撮ってくれた写真↑@知恩寺)



 それでは、そろそろまたボリビア帰りま〜す。長旅、ファイト!




おまけ:ホームページ更新が全然出来ていないので、より簡単なFacebookの方にちょこちょこ商品写真とかアップしていこうと思います。とか言いつつ、こっちもボリビアの村帰ったら忘れてしまう可能性も大なので、あまり大きな声では言いたくないのですが・・・「Artesania Amazonica La Cambita」で探してもらうと見つかると思います♪

 いつもお世話になっている地元箕面のフェアトレードショップesperoさんの企画で、4月14日土曜日に豊中の素敵そうなカフェで茶話会させてもらうことになりました☆ いつもどおり一家総出でお騒がせします・・・が、2時間もうちのやんちゃ子ザルがひとつの場所でおとなしくしていられるはずがないので、子守の大役はバァバに頼もうと思います。

 詳細はesperoさんのお知らせをご覧ください↓

esperoさんブログ


 また新しい出会いがありそうで、楽しみだニャ〜♪
 われわれオサル一家、おかげさまで今年もめいっぱいお花見しながら贅沢に日本の春を満喫しております。

 さて、お誘いです♪ 4月15日の月曜日、京都百万遍の知恩寺境内にて開かれる手づくり市に出店が決まりました〜。

 境内の出店場所は早いモノ勝ちというルールのこの手づくり市、のんびり者の私たちはいつも他の出店者のみなさんより出だしが遅れてしまい余った場所を探して出店することとなるので場所の予告ができないのですが、よろしければ春の京都をお散歩がてらわれわれオサル一家のことも探してみてくださいませ!目印は、La Cambitaの看板、ちょっと濃い顔のボリビア人、一番エラソーな顔してふんぞり返っているやんちゃ坊主です。(ちなみに、開催場所は知恩院ではなく、知恩寺なのでお間違いなく!)

 そんなもんで、去年一年のボリビア生活ではマイホームの工事なんかが忙しくって制作活動がすっかり滞ってしまっていたウゴ氏も、ここのところは日本の我が家で天然石をマクラメで編んだペンダントトップやブレスレットの新作をちょこちょこと制作中なのであります♪

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