おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。

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 今年1月から3月にかけての洪水被災以降、だいぶ長らくブログ更新をサボってしまった、、、理由&言い訳はまたそのうち書くとして。


 このところ毎日、W杯観戦がそれはもう楽しくって忙しくってしょうがない。なにしろ我々、南米市民。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、コロンビア、エクアドル、(今回は出られてないけどパラグアイも)とサッカー強国の勢揃いする南米予選では毎度最下位のじつに残念なボリビアだけど、サッカーを愛する気持ちだけは他国に決して負けてない。ボリビアの国内リーグやコパ・リベルタドーレス、コパ・スドアメリカーナ、コパ・アメリカなどの南米リーグはもとより、チャンピオンズリーグや英プレミアリーグ、独ブンデスリーガ、伊セリエAなども普段から普通にTV中継していてみんな観てるし、週末には地元のサッカーリーグも大層盛り上がる、ただのミーハーではなくかなり本気のサッカー好きだと自負する。在ボリビア歴11年、そんなサッカー愛好文化にすっかり感化されている私もサッカー観戦は大好き。自慢にならんけども、ここのところ午後は仕事サボってまで毎日W杯観戦で町中のみんなと盛り上がっているワケだ。


 多文化と自由に恵まれた環境で育ち、君が代の歌詞も節も知らないで生きてきた私は「愛国心」たるものを持ち合わせておらず、世界中の国が対戦するからって特に日本の優勝に思いを馳せているわけではなく、(まぁミーハーな人情として、日本戦の際にはちゃっかりブルーのサムライユニフォームを着て観戦しておりますが、)ただ、普段違ったチームでプレイする世界中のさまざまな選手たちが4年に一度「国」というカテゴリーに分かれて対戦する様子が単に面白く、また、国によって保守的だったり、自分勝手だったり、チームプレイが上手かったり、肉体的に優れていたり、とそれぞれカラーが違うのを見るのが面白かったり。


 たとえば、前回の優者(さらには欧州リーグ強チームの選手たちが多数いる)スペインが5−1という大差でオランダにリベンジを果たされているのを見ると、意地悪くも「調子に乗ってるからそうなるんだよ、ザマアミロ」とついほくそ笑んでしまう。また、前回準決勝まで勝ち残った南米のサッカー大国ウルグアイがみんなの予想に反してまさかの3−1で中米の小国に逆転されるのも、やっぱり「ザマアミロ」的なサプライズで楽しい。


 今回日本が初戦で対戦したアフリカのコートジボワールは、世界経済の分野では途上国にあたるけども、サッカー選手たちはみんな体格が日本人を上回っていて、顔立ちや気力にもなんだかやたらと迫力があって、対戦中に絡む日本人選手たちが可哀想に思えるほどだった。けど、あの巨人で強面のドロクバ選手が、フランスから独立後も部族間紛争の絶えないコートジボワールの市民に向かって、「みんな武器を捨ててください!」とW杯進出決定後のインタビューで和平を訴えたというエピソードを聞くと、また別のイメージが表れ、とても応援したくなる。


 あと、目をつぶってはいけないのが、W杯とつづくオリンピック開催に向けての大・大・大投資の裏で、日々の暮らしに悩まされる大多数のブラジル市民たちの現実。W杯に向けては去年からすでに国内のいろいろな分野で物価が上がったとブラジルに出稼ぎ中のボリビア人の友から聞く。ミーハーな私は、「お隣さんの国で開催ならぜひとも生観戦したい♪」とも思ったけども、旅費・滞在費・チケット等の高値に躊躇し、結局隣国の我が家でのオンタイム観戦で満足することにした。そんなブラジル国内では、市街の外観を守るために警察がホームレスやストリートチルドレンたちを抑圧していたり、お祭りへの投資を福祉や教育に回すことを求めた市民たちのデモ隊と警察との衝突がW杯開催前も今も各地で見られたりしていて、そんなニュースを聞くとW杯を単純に楽しむことに罪悪感をも感じてしまう。W杯で生じる景気上昇や地域振興の恩恵ができるだけ幅広い市民層に行き渡ればいいのだけれど。。。


 けども、サッカーに罪はなし。スポーツ観戦で多くの人が明るく元気になれたら、健全このうえなしでもある。このあともどんな選手たちのどんなプレイが観られるのか、お楽しみがあと一ヶ月つづく。。。


 写真:日本のユニフォーム着て日本戦の合間にサッカーゲームを楽しむ我が家のサッカーファンたち(相方と息子)☆

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 最初の洪水から丸一ヶ月。じつに3週間にも渡って私たちルレナバケ村民を悩ましてきた雨・雨・雨・・の日々もようやく落ち着き、土砂崩れ後の危険な山で町民のために復旧作業に取り組んでくれた技師さんたちのおかげで町の水道もついに復活、他市からの道路はまだ復旧作業がつづいていて多少物資が不足したり値上がりしたりはしてるけど、なんとか日常生活が回るようになってきた。なによりもこの常夏のアマゾンでいつも親しんでいる青空と痛いほど照りつけてくる太陽の光を浴びることが一番の元気の素!


 とは言え、約一ヶ月に渡って被災を繰り返してきた私たちにとって、その後の復興までの道のりも簡単ではない。。。


 家を失ったり、修復が必要だったりして、いまだに避難生活をつづけるたくさんの家族たち。かくいう私たち一家も、数日間も水に浸かっていた我が家を前に、いったいどこから手をつけたらいいのやらと途方にくれてしまい、、、年末にサボってやり損ねた大掃除を今頃するハメになったワケだけど、ドロドロになってしまった床や壁や家具や日用品らの回収・清掃・ゴミ出し・片付け作業は思った以上に大変で、衛生の点から夜はまだテント生活をつづけている。(もうかれこれ三週間ちょい。)


 畑や田んぼが半壊・壊滅した農家さん、たくさんの家畜を失った牧場主さんの痛手も相当だし、考えるだけで切ない。。。


 町の主要産業であるツーリズムは、他市からのアクセスがいまだに途絶えていることから客足はもちろんないし、ジャングルやパンパスに木や椰子の葉で建てられているエコロッジやボートの物理的被害も大きい。元通りの活動再開には数ヶ月かかるかもしれない。そして、観光業の収入が崩れると、旅行会社やレストラン、ホテルなど直接の観光業関係者は当然のこと、町自体の景気も影響を受けるのが観光地の痛いところ。


 うちのお店だってもちろん例外じゃない。浸水被害こそ免れたものの、ここ一ヶ月はまともに店を開けることすらできなかったため、あまりの湿度でカビが生える商品続出! バイトでお手伝いに来てくれるスタッフの女の子たちには、それぞれの家庭事情が大変でないときだけお店に来てもらい、接客するお客さんがいないからかわりにひたすら対カビ掃除に励んでもらっているこの頃。


 そして、「ラ・カンビータ」の店に商品を卸してくれるたくさんのつくり手さんたち。各集落によって被害の大小はさまざまだけど、みんな多かれ少なかれ洪水被害を受けている。雨がおさまって、ちょこちょこ私のところに顔を出してくれるようになって、それぞれの洪水体験話や現況に耳を傾ける。正直、今の状況で彼女たちの商品を受け取っても、観光業が落ち込んでしまった今、しばらくは現地で売れる見込みはないし、湿度の高い雨季がまだ一ヶ月はつづくなか在庫保管作業だけでも大変で、心中アレコレ葛藤がありながらも、商品を卸して現金を持ち帰りたい彼女たちの気持ちや状況はこちらとしても痛いほど分かるし、私にはほかに彼女たちを手助けする方法が思いつかないので、店が面している状況を説明し理解してもらいながらも、できるだけ商品の買い取りをする。お互いに、今後の好転を祈りつつ!


 そんなわけで、じつに四度もの洪水をもたらした今年のかつてない連続大雨は、年始めからルレナバケや周辺の住民たちに大きな試練を与えてくれ、今年は誰にとっても前途多難となったわけだけれども、「自然と生きる」意味を実感させられる日々、自然への敬服を忘れずに、アマゾンの樹々のようにみんなで共生しながら強く逞しく生きていこう。



↓写真は、今後の洪水対策に備えて、我が家と溝の間に堤防をつくる作業に励むウゴ氏とその仲間たち。オレンジの家の壁に注目! 洪水時の最高水位の跡を残すラインが窓より上の高さにあるのが分かるでしょうか??

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 「二度あることは三度ある」、、、どころかまさかの四度目(三度目の延長)の洪水に襲われたのは、2月12日の夜中、だったらしい。

 私ら一家は3度目の洪水後また高台でキャンプ生活を送っていたのだけれど、この日は明け方から雨の音がせず外で小鳥たちがピーピー、ピーピーと鳴く声がして、「お、さすがにそろそろ晴れそう?」なんてポジティブに目覚めたばかりだったというのに、町と我が家の浸水レベルがどのくらい下がったかと思って偵察に出てみると、なんと洪水地域が前日よりも広がっている!


 ラパス、そのまた向こうのペルーから来るこの河、ルレナバケでは一時降り止んでいても上流部では雨が降り続いていたらしく、一晩経って河の氾濫は落ち着くどころかより激しくなっており、当然、水位は下がるどころかますます上がって、道路は河のように激しく泥水が流れており、そこにまた追い打ちをかけるかのように土砂降りがやってきて、私は家の前まで辿り着くことすらできなかった。

 相方ウゴ氏がひとりで胸まで(前日は腰までだったのに!)ずぶずぶ水に浸かり家の中に入っていったところ、ここまでは水が届かないだろうと予想して家具を積み重ねて上へ上へと積んであった物の多くがあえなく水に浸かっていたり、沈んでいたり、浮かんでいたり、というなんとも悲しい結果になっていたらしい。。。もちろん我が家に限ったことではない。河から3ブロック離れているうちでもこれだけ浸水したのだから、川辺に近ければ近いほどさらに被害は大きかったし、何と言っても今回は夜襲攻撃だったため、みんなの受けた痛手もより大きくなってしまった。


 しかも、断水すること19日、計画停電始まること4日、他市からの陸路断たれること1週間、今度は町に通信電波を供給する大きなアンテナの建つ町の電話局が浸水して何かが故障し、携帯電話からインターネットまでの通信手段がすべて途絶えた。

 最初の洪水が起きて約三週間、いろいろ大変な中も、こうしてブログやフェイスブックで現地の状況を発信することで、世界中の友だちから応援メッセージをもらい、ボリビア中の友だちから心配の電話をもらい、そんな友人たちからの温かい言葉に毎日励まされていたというのに、そのメディアまで失うとなんだか本当に世界の孤島に取り残されたような気分になり、さすがにちょっと弱気になった。このまま我が家も多くの家も水に浸かったまま腐りゆくんじゃないか、とか。もう、このままルレナバケは陽の目を見ることなく沈んでいくんじゃないか、とか。とか。


 そして昨晩、ついに一晩中雨の音を聞くことなく夜が過ぎた! さらに今日の午後には、念願の晴れ! 空にはもう三週間も待ち焦がれていた太陽が!


 河の水位はまだまだ高く油断ならないもののとりあえず一旦町からは引き、通信電波も3日ぶりに復活。断水と計画停電はまだつづいているけど、とりあえず、晴れた! 水浸し、ドロドロの家に戻って、床や壁や家具を洗い流して、ゴミと化してしまった本やら物を処理するしんどい作業に費やす日々はまだ続くし、雨季もまだあと一ヶ月はつづくはずなので油断はならないけれども、とりあえず、今日は晴れ! それだけでこんなに嬉しい。あぁ、母なる大地さま、ありがとう!


↓以下、ここ三週間ほど洪水の最中、笑顔と元気をくれた明るく逞しいルレナバケの人々。

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 2月2日、洪水つづきで中止になってしまったルレナバケ170周年記念のお祭りだったけど、先住民のおじちゃん、おばちゃんたちは雨の中、帽子をビニール袋で覆って、ドロドロの道を自主的に踊り歩き、暗い町の雰囲気に一時お祭り気分を与えてくれた。


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 河から町に逆流してきた水で溢れる道路や溝で魚釣りを楽しむご近所さんたち。ちっちゃいのから40cmくらいの魚までが簡単に釣れちゃって、みんなの食卓を支えてくれていたのだった。


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 キャンプ生活の非日常でも、不便で不衛生な環境のなかでも、身体を壊すことなく、毎日明るく元気でいてくれている我が子に感謝!!

 1月25日の土砂崩れ+鉄砲水による洪水の後、ようやく家が少し片付いたと思ったところに、つづく31日、今度はベニ河(アマゾン河の源流のひとつ)の氾濫による洪水が起きた。山攻めのつぎは河攻め!


 まったく予想していなかった一度目とは違って、二度目は前日から河の水位が徐々に上がっていくのが目に見えていたので、川辺住民はもとより数ブロック上の住民までが十分に警戒し、前夜から各家庭の入り口に土嚢を置いたり、レンガと石膏で固めたり、家具を上に積み重ねたりする様子が見られた。我が家も川辺から3ブロック上にあるとはいえ比較的下流部の低地なので、やっぱりご近所さんに見習って、表と裏の入り口に土嚢を積んで洪水に備えた。にもかかわらず・・・


 日が明けてみれば、努力のかい虚しく、氾濫した河から逆流してきた水が道路の溝から勢いよく溢れかえり家の敷地になだれ込んでくるし、キッチンやシャワーの排水口からも逆流してくるしで、一度目よりは遅いペースとはいえども数時間後には結局我が家は再びひざ上の高さまで浸水してしまった。浸水を防ごうと工夫や努力をした分、二度目の方が物質的な被害は少なくすんだけれども心理的なダメージは大きく、なんだかどっと無力感を感じてしまった。


 結局、屋内の水が長靴の中にジャブジャブ入ってくるようになった頃、無駄な抵抗を諦めて我が家を放棄し、幸い町の高台部で二度とも浸水被害を受けなかった私の職場(ツアー会社)にテントを張って、4日間寝泊まりすることとなった。同じく、山間部、川岸部に住居を持つ多くの住民たちは高台の学校で今でも避難生活を続けている。


 ・・・と、洪水がもたらした被害はこれだけでは終わらない。25日の土砂崩れで山の湧き水が町にもたらす水道の主管が激しく破壊され、その後も雨がつづいたものだから復旧作業が遅々として進まず、なんと昨日まで約二週間もの日々、町全体で水道のない暮らしがつづいた。その間みんながどうしていたかというと、降り止まない雨水を溜めて飲料も家事も洗濯も入浴もまかなっていたのだけれど、なにしろ熱帯のこの地域、水が溜まる場所には蚊も勃発するし、だいたい不衛生だし、不便だし。


 さらには、河のアクセスはおろか、陸のアクセスもラパス方面は途中で橋が落ちて不通、ブラジル方面は道路が浸水で不通、毎日飽きずに降りつづく雨でセスナ機もほとんど運航できず、文字通り「陸の孤島」となったルレナバケに閉じ込められてしまった私たち。


 洪水まっただ中やその直後はみんな目の前の出来事に必死だし、アドレナリンが出ているのか結構元気だったけれども、日が経ち状況が長期化するにつれて、自宅や町の惨状に改めてショックを受けたり、町の水が引いてもなかなか水道が復旧しないことに苛立ちと不安を感じたり、まだ降り止まない雨がトラウマになってきていたり、と心身ともにみんなの疲れが溜まっていくのを感じた。


 水道の復活で住民にちょっと元気が戻ったけど、家の片付けから町の復興まで、まだまだこれから私たちがやることはいっぱい。それに今後、デング熱流行や農作物不足、観光業の落ち込みなど二次的な心配事もたくさん出てくるだろうけど、まぁ焦ってもしょうがない。さぁ、前向きにみんなでガンバロウ、ルレナバケ!


     ☆      ☆      ☆      ☆      ☆   


追記:そうこう言いながらも少し落ち着いてきたかなぁ、という2月9日、なんとまたしてもベニ河が氾濫して町中が大洪水に。水道もせっかく復旧してほっとしたところだったのに、1日たってまた断水。まだまだ我々の試練は続きそうです。。。 
(↓写真は今朝の我が家の前の道)

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 例年の雨季より数ヶ月早い10月初旬から頻繁に降りだした雨が、年を明けてからも緩まるどころかますます激しく降りつづけ、その結果、またしてもパチャママ(母なる大地)の警告かのような災害と悲劇がルレナバケを襲った。


 夜明け前から強く降りだした雨に、「今日もよく降るなぁ、また庭が洪水だワ〜」なんてノンキに構えていられたのも束の間、突然家の表と裏の扉から雨水がジワジワしみ込んできたかと思うと、つぎに川の流れのようにどっと泥水が流れこんできて、アレよアレよという間に家の中は一気に膝上まで浸水した。時間にして何分くらいの出来事だったのだろう。あまりに突然のことで冷静な判断もできない中、とりあえず樹坊やを高い子供イスの上に避難させて、電気のブレーカーを落として、相方と私とで冷蔵庫やら洗濯機やらをとにかく机や椅子の上に必死で持ち上げていくものの、気がついたら本棚の下段の本はすでに水に覆われ、床に置いてあった玩具箱から流れでた樹のオモチャたちがそこらをプカプカ流れ、棚の下方に仕舞われていた多くの物が救出作業が間に合わず水浸し、そんな初めて見る我が家の光景にアワワ・・・と呆然となりながら、一体どこまで増水するのだろうとヒヤヒヤの思いで目に付くものからとりあえず上へ上へと積んでいくほかにできることもなく。。。


 3年前、ちょうど日本で震災があったちょっと前に、ルレナバケではアマゾン河の源流のひとつであるベニ河が決壊して10年以上ぶりと言われる大洪水に見舞われた。なので今回家の中で浸水が始まったときも、てっきりまた3年ぶりに河が決壊したんだと思い込んだのだけれど、そうじゃなかった。じつは、ちょうど我が家が浸水するちょっと前に、大雨でルレナバケの町を見下ろす山のあちこちで土砂崩れが起きたのだということを後から知った。つまり今回の洪水は土砂崩れが大雨と相まって町に一気に流れ込んだ影響で町中にも洪水+土砂流れの被害が出たもので、3年前の洪水では河に近い地域が被害を受けたのに対して、今回は山の麓の家々が土砂に破壊されるという悲劇が起きていたのだった。うちは幸い所有物の浸水被害だけですんだけれど、それでも十分に怖い思いをした。


 アマゾンの入り口にあるルレナバケの町を囲う緑の山と茶色の河。普段は穏やかな姿で、私たち人間を寛大に共生させてくれてはいるけれど、いつこのように形を変えるかは分からないのだ。やっぱり人間は自然を見くびっちゃいけない。大自然の前では人間なんてほんのちっぽけな存在なんだから。つくづくそう感じさせられる出来事だった。


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 家の玄関口で、かろうじて高台となる靴箱の上に避難する愛犬バルト。


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 沈みかけのベッド。マットレスと布団はぎりぎり救出済み。


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 町から見える山の土砂崩れ。何箇所もある。道はどこもドロドロの土砂流れの痕跡が残っている。


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 その後のルレナバケの町中心部。山から離れた町の中心部でも土砂を取り除く作業が連日行われる。もちろん山の麓はよりひどい被害の復旧作業。ちなみに町全体の水道管が壊れて、約3日間水道水なしの生活だった。慣れっこの停電も、普段より頻繁に発生。


 南半球のボリビアはただいま夏まっただ中。我々おサル一家の暮らすアマゾンの町ルレナバケはクリスマスだって30度超えの暑いアツーーーイ年末模様。厚着のサンタさんは熱射病に要注意?!


 我が家のコザルを楽しませるため、今年はうちでもクリスマスツリーを飾ってみた。

 オーナメントは「ラ・カンビータ」のオバちゃんたちが手づくりするヤシの葉の天使やかご、麦わら帽、小鳥など、カラフルなミニチュア小物たち☆ 
 (オーナメント写真はラ・カンビータFBからも見られます♪)

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 あっという間に2013年もあとすこし。みなさま平和で笑みの多い年末年始をお過ごしくださいませ!


 スコットランド出身でボリビアに帰化した彼女とは、異文化からルレナバケに魅せられて移り住むようになった移民仲間としても、この大好きな村で地元の人たちとともにエコツーリズムに取り組む仲間としても、ただの一対一の人間としても、これまでルレナバケで10年来の付き合いを持つ心通う良き友人で、毎週のように一緒に美味しいもの食べて飲んで踊って笑って、たくさんの笑顔の時を共有してきた友だちだった。仲良しで大好きで、これからもずーーーっと長らくこの村でいい付き合いをしていくんだろうと信じて疑うことのなかった大事な人。が、先日から休暇で行っていたアフリカ旅行中に、不慮の事故で亡くなったことを知りました。


 今年もみんなで一緒に過ごす計画を立てていた年末年始はもうすぐそこまで来てるというのに。悲しくて、悲しくて、こんな悲劇が突然起こるなんてとても信じられなくて。彼女の笑顔がもう見られないなんて、どうにも切なすぎて。それに残されたパートナーの気持ちを思うと胸が痛すぎて。ナミビアという国は地理的にも心理的にも今の私には遠すぎて、最期に顔を見に行くことすらできない。


 悪夢のような突然の出来事への悲しみを消化しきれず、毎日の仕事が手に付かないながらも、時間はいつもどおり刻々とすぎていくので、たまる課題をただ静かにひとつひとつこなしていくこの頃。外は、残された者たちの悲しみを映すかのようなシトシトという静かな雨が降り続いています。


 当たり前のことだけど、人生、どこで誰に何が起こるか分からない。あんなに明るくてパワーに溢れて笑顔の絶えない人が突然この世からいなくなることもある。今すぐにこの悲しみから立ち直ることは難しいけど、もっと毎日を、その一瞬一瞬を、大事に生きないと。できれば、彼女の分までいつも笑顔で。そう思う。
 我が家のアーティストである妹君が去年休業中にルレナバケに遊びにきてくれた際に、せっかくなのでちゃっかりルレナバケTシャツの新デザイン考案を頼んでおいた。

 ルレナバケの町を実際に歩いて町ゆく旅行者たちの趣向を観察し(マーケティング!)、手足長ザルやアルマジロなどアマゾンツアーで実際に妹が出会った動物さんたちがモチーフにされた今回のTシャツ。色やサイズはこちらで適当に調整して、ラパスのTシャツプリント屋さんに発注して、ついに完成。ジャジャーーーン♪ 

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 さて、このラ・カンビータ店オリジナルデザインのTシャツ。販売は現地ルレナバケ店のみなので、お求めの方はこの際ぜひとも海越え山越え、僻地と呼ばれてしまうルレナバケの当店までお越しくださいましネ! サイズもカラーも充実している今がチャ〜ンス?!

 Designed by Serina K. ↓ 
 http://selinakawata.sakura.ne.jp
 ボリビアでは、選挙で投票するのは国民の権利であるだけでなく、義務だ。(罰金あり。選挙前日から移動禁止、飲酒禁止、etc.)


 ボリビアでは、二年以上住んで在留許可を取得している外国人も地方選挙では投票できる。(税金を納めている土地のリーダー選びに参加できるのは当然の権利だと思う。)

 
 ボリビアでは、憲法改定など国の重要事項を決める際には議決ではなく、国民投票が行われる。

 
 ボリビアでも、メディア操作があったり、買収行為や不正や汚職があったり、矛盾した政治もいっぱいあって、まだまだ理想的な民主主義の姿ではないけれど、日本よりは政治が市民のものとして浸透しているかもしれない。

 

 日本に拠点を置かれるみなさま、日曜日の選挙、託しましたよ! 忙しくても、せっかくの権利を無駄にしないで、投票行こうね。

 ・・・世界の一角で日本と世界の行方に思いを馳せている、日本に縁のある地球人より。

 最近、二歳の誕生日を迎えたばかりの我が家の子ザルは、ますますおしゃべりが達者になってきた。好奇心いっぱいで、いろいろ指さして名前を聞いてくる。

 せっかく覚えようとしてくれているので、そのスポンジのように吸収率のいい彼の脳に今のうちに日本語をインプットしてもらおうと思い、ママとコの間はできる限り日本語で向き合っていて、今のところなんとか日本語のボキャブラリーの数がスペイン語に勝っている。

 でも人見知りが減ってお友達の数も増えてきたし、そのうちスペイン語環境からの学習が勝ってくるんだろうなぁ。。。まわりで日本語を話すの私だけだし、私もかろうじてインターネットで日本語の読み書きする機会はあるけど、普段の生活会話はほぼ完全にスペイン語のみなので、正直ときどき自分の日本語が怪しかったり、、、もう英語なんかますます怪しいスパィングリッシュ。



 ところで、最近冬至を迎えたボリビアはここ二週間ほどめっきり冬模様。

 冬と言っても、アマゾンのルレナバケは気温20度前後を保っているので震える寒さではないけれど、今年は雨季の夏に雨が降らなかった分、乾期に入っているはずの今頃雨が降りだして、もうしつこいほど毎日よく降っている。もともと湿度の高い土地なのに、こんだけ毎日雨降ったら、店の商品に、カ、カビが・・・! 子ザルのパンツもなかなか乾かんし!

 普段、満面の日光に恵まれているわれわれアマゾンッ子たちは、太陽の光を浴びない日がつづくと、なんだか心身ともに活気がなくなり、みんなの表情も暗くなっている気がする。あ〜、早くお天気一転してくれないかな!



 ☆日光浴&森林浴する、ある日の父ザルと子ザル
   = ”お日様があるときぃ〜♪”(551の豚まんCM風 ←コレって関西だけ?)

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 ★霧に覆われた、今日のベニ河
   = ”お日様がないときぃ〜・・↓”

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 こんな田舎暮らしでも、二ヶ月も生活の場を空けちゃうと、そのあとのフォローアップがそれなりに忙しい。毎日の家事子育て的アクティビティに加えて、家の中はまたさっそくウゴ氏による改装工事が始まっちゃって究極にゴッタゴタだし、本職のお店にはつくり手の人たちが「待ってました!」とどんどん訪れてくれるし、バイト(でも結構フル)でやってるツアー屋さんは翻訳の宿題をドッサリいただいてしまっているし。


 さて、そんな私の勝手な都合は置いといて、今日は私がお手伝いするツアー屋さんより、旅を愛するみなさんにルレナバケ発のアドベンチャーな旅のメニューをご案内♪

 時間に余裕があり世界半周する体力がおありのみなさんは、さぁこれから楽しいプランニングを! 物理的にそりゃ無理さ〜というみなさんは、これ読んでイメージトリップでご勘弁。。。



★パンパス(熱帯湿原)牧場ツアー:3〜6日間

 ルレナバケからブラジル方面へと広がるパンパス(湿地帯)の牧場で、パンパス探索とカウボーイ生活の両方を体験できちゃう一石二鳥ツアー。草原や湖、森林が広がる雄大な風景のもと、現地の人々の文化や未開の自然環境を体験することができる。乗馬・ハイキング・牧場でのカウボーイ体験(馬に乗って牛の群れを集める、etc.)・湖でカヌー漕ぎ・ピラニア釣り・野生動物観察・夜のハイキング・投げ輪レッスンなどワイルドなオプション盛りだくさん!(ちなみに、写真の一番後ろにいるのが私と子ザル。)

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★本気ジャングル探検ツアー:3〜15日間

 ジャングルの知識豊富で地域のことを知り尽くす現地人ガイド「マリオ」とともに本格的なトレッキングでジャングルを体験する。毎晩、ジャングル内の違った場所にテントもしくは蚊帳付きハンモックで簡易キャンプを張り、どこまでも非凡な経験と自然環境を大いに楽しみつくしちゃうサバイバルツアー。

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 ↓ 時間がな〜いという駆け足の旅人さんやご家族連れには、半日から可能のこちらのショートプログラムツアーがオススメ!


★野生動物保護センター見学ツアー:半日/1日/2日間

 親と離れたり傷を負った野生動物たちをジャングルに復帰させるためのリハビリと原始ジャングルの保全を主な目的とし、その他に樹木の再植林のための種子収穫や農林エコシステムにおける持続可能農業の活動も行うセンター。原始ジャングルの一部をガイドの解説を受けながら歩き発見する。また、施設でそのとき保護を受けている野生動物を観察したり、農林エコシステムで育てられるさまざまな旬のフルーツを味見したりできる。

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★ジャングルキャノピー体験ツアー:半日(午前/午後)

 片道約45分のジャングルトレッキングを楽しみ、山上からどこもかしこも緑・緑・緑なジャングルの壮大な景色を見下ろしながら、ケーブル全長1200m、9台のプラットホームに掛けられるキャノピーで、ターザンになりきってアドレナリンを体感しよう!

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★エコリゾート・ゴルフ場:半日/1日

 約100ヘクタールに広がるジャングルと草地がミックスした敷地内で乗に馬ってお散歩したり、世界一生物多様性に富んだゴルフ場でのアドベンチャーゴルフ(9ホール)やフリスビーゴルフを体験したりできる。

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★カヤックツアー:半日/一日/二日

 アマゾン河源流のひとつであるベニ河でカヤック漕ぎを楽しむツアー。カヤックツアーとの組み合わせで山の麓の小川で泳いだり、河で魚釣りをしたり、ハイキングしたりなどのオプション有り。

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 その他、ツアーのこと以外でも、ボリビア方面の気になること、お気軽になんでもどうぞ〜♪

 リピコ旅行社 問い合わせ先: lipiko-rurre@lipiko.com (河田 菜摘)←日本語OKでっす。

 12月に放送予定だったものが、衆議院の解散・選挙で飛んで、年明けて1月に、と予告があったかと思ったら今度はアルジェリアの人質事件などで放送が飛んだらしく、すでに取材から3ヶ月近くがたって、私らオサル一家の間ではほぼ忘れ去られていた「ミヤネ屋」さん。・・・2月7日に放送されたそうです。メールなどで「見たよ」報告や感想などコメントいただきました皆さま、ありがとうございます♪


 ボリビアにいる私たちは当然番組を見られませんでしたが、どうやらバァバ、ママ、子ザルと三代の面々で画面をお邪魔したそうな。日本からはなかなか行き来できない僻地に住み着いてしまった親不孝者ですが、テレビという機会を通して私たちの暮らしを親や友人やいろーんな人たちに見てもらえ、良き記念になったかと思います。


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 (↑の写真は、大きな大きな樹木の下で撮ってもらってる樹ザルとパパザル。樹木がゴツすぎて岩みたい!)


 DVDが手元に届いたら、家族でドキドキ見よう。ご近所さんもつくり手のみんなも呼んでワイワイ見よう☆
  去年の暮れからツアー屋さんの仕事を任されて、自然雑貨のお店も常時営業中で、我が家の樹ザルはますますやんちゃ盛りで、年末年始とボリビア各地から友人たちが訪ねてくれるしで、そりゃあもう、バタバタ、ワヤワヤ、たいそう賑やかに新年を迎えた私ども真夏の(肌真っ黒)オサル一家。幸い?今は観光の閑散期なので新しい生活パターンに慣れるのにはちょうどいい。


 最近の樹ザルは反抗期というか冒険期というか、とにかくあれもこれも危険なことをいっぱいしてみたい、あっちにもこっちにも行ってみたい、そんな目の離せないミラクルやんちゃ坊主なもんで、子ザルと追いかけっこしながら働く母ザルは大変といっちゃ大変なんだけれども、それでもなんとかこうして子育てしながら外での仕事をつづけられるのは、ご近所づきあいが密な田舎事情のおかげかもしれない。


 なにしろお店のまわりもオフィスのまわりも自宅のまわりも、やたらめったら子ども密度が高い。そして、どこの家庭もお母さんたちは家事やら内職やら商売やらと忙しく働いていて子どもにつきっきりではいられないためか、子どもたちがみんなしっかりしている気がする。なんというか、ちょっと大きい子どもたちがより小さい子どもたちの面倒を見る「子どもソサエティー」みたいなものが上手いこと出来上がっている。まぁ本人らはただ遊び仲間として集まっているだけなんだろうけど。


 都会では保育園や幼稚園という大人に整えられた「子どもソサエティー」に子どもを入れて、親はしばしの大人の時間(遊んだり、働いたり)をつくるのだろうけど、ボリビアの田舎にはご近所さんという素晴らしき「子どもソサエティー」がすでにあるのだ!


 真似ッ子期でもあるうちの子ザルは、まわりの子どもたちのすることなんでも真似たりしてご機嫌さんで遊んでいてくれるし、田舎はご近所さんがみんな知り合いだったりするもんだから、子どもたちがちょっと危ないことをしようとしていたら、その辺にいる大人がちゃーんと注意もしてくれる。「車道に出ちゃダメだよ」「犬のしっぽ引っ張ったら咬まれるよ」「ママの見えないところに行かないで」、etc.


 そんなもんで、毎日、お店やオフィスや自宅のまわりで見かける子どもたちの集まりにポイッと子ザルを放り込んでは、ときどきその様子を目で追いかけつつ、子どもたちの声に耳を傾けつつしながら、二つの職場と家事と子育ての両立がなんとなく可能となっているわけで、「Viva、ボリビアの田舎暮らし!」と恵まれた子育て環境に満悦する今日の私。
 ルレナバケと言えば、知る人ぞ知るボリビア・アマゾンツアーのスタート地点であります。

 私の住まうルレナバケの町自体は、最近アスファルト化された道が増え、バイクや車の数も増え、人口そのものもここ十年で倍増するほどの勢いで変化しつつあり、私はそんな町の変わりように少々寂しい思いをしていたりするのですが、前回の日記でもちらっと紹介したように、ボートや車でひとっ走りするとまだまだ人の手の入らない熱帯の大自然にふれ合えるという魅力があり、世界中から旅人たちが集う場所となっているわけなのです。



 さてさて。そんなルレナバケの町で小さなツアー会社を営んでいたフランス人の友人が近々お国に帰られることとなり、ちょっとした成り行きから私がツアー屋さんのマネージメントを引き継ぐ次第となりました☆


 ツアー屋さんをやりたい野望などこれっぽちも心になかったのですが、そこはもう、行き当たりばったりの私の人生、お声がかかればNOという理由が見つからなかったわけでして、新しい境地に足を突っ込むのはドキドキの新鮮さと刺激があって、またひとつ楽しみが増えたこの頃です。


 ラ・カンビータのお店の方はもちろんそのまま継続しつつ、相方のウゴ氏とこれまで通り役割分担を整えながら、お店から半ブロックほどの場所にあるツアー会社のオフィスでの新たな活動を始めることになります。1歳半を迎えてますますやんちゃに磨きがかかる樹坊もさらなる活躍の場を広げて、我が家とお店とオフィスの間を元気にウロチョロ、ちょこまかと駆け回っていることでしょう。(アラ、大変!)


 そんなわけで、今後の新たなオサル一家出没場所in ルレナバケ↓


 Lipiko Tours
 

 ツアーの詳しい内容などは私もぼちぼち勉強しながら、これから追って紹介していこうと思います。旅好きのみなさま、乞うご期待☆

 ここのところ、めっきりアウトドア派な私たちオサル一家。ジャングルでお馬さんに乗ってお散歩したり、ボートで川下りしたり、湖で水浴びしたり、と友人たちを交えて毎週末のように自然とめいっぱいふれ合う機会に恵まれている。


 今回は、スペインへの出稼ぎから5年ぶりにルレナバケに帰ってきた友人の嬉しい企画で、久々にパンパス(熱帯湿原)二泊三日の旅へと繰り出すことになった。車で3時間+ボートで3時間とちょっと遠出なうえ、町の中と違って川辺は蚊を始めとする虫さんたちがワンサカいるし、日射しもひときわ強いこの頃なので、まだ1歳半の子ザルを連れて行くのは少々心配ではあったのだけど、アマゾンの村で生まれ育つ我が子の逞しさを信じて、いざ出陣♪


 手が届く距離でのっそり日向ぼっこしているワニさんやカメさん、親子で水浴びするほのぼのカピバラさん、優雅にそびえ立っていたり空を舞っていたりする野鳥さんたち、木の上から私たちのことを眺めるオサルさんたち、ときどき水上に顔を出す河イルカさんなどとの出会いに喜びはしゃぎ、ピラニア釣りや河イルカと水遊びなど楽しみどころ盛りだくさんの、アクティブだけどリラックスできる週末となった。動物好きなうちの坊やもいろいろな生き物たちを間近に見て、奇声をあげて大興奮。


 そ〜んなパンパスの思い出を少しだけ写真でおすそ分け!

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 読売テレビの「ミヤネ屋」という情報番組の取材を受けた。


 去年、生まれたて乳児の子育てに追われるなか約10日間密着という別局の大げさな取材を受け、ぶっちゃけ心身ともにかなりしんどかったので「もうテレビは懲り懲り〜」と思っていたのだけれど、今回直々に打診のお電話をいただいた番組ディレクターさんが偶然にも関西人で同い年の女性だったもんでうっかりシンパシーを感じてしまい、またしても安請け合いしてしまったのだ。


 でも今回はたったの2日だけだったし、経費節約のためかディレクターさんがリポーターも兼ねて、カメラさんが音声も兼ねて、コーディネーターさんが通訳も兼ねて、という極小のスタッフ陣でしかも全員関西人だったので、まるでホームビデオを撮っているかのような打ち解けた雰囲気でなんだか気楽に撮影を行えた。子ザルの樹坊は自分に向けられるカメラをうさん臭がって眉間に皺を寄せていた節はあるけれど、カメラのないときはみんなに人なつっこく話しかけたり、私がインタビュー受けている横で元気にかけまわっていたりといつも通りわりとご機嫌さんに過ごしてくれていた。

 それに、樹の名前の由来である大きな樹木の生い茂るジャングルもお散歩できたし、私の希望通りつくり手さんたちの集落も二カ所訪問してもらえたので、そんな映像を通してボリビアアマゾンの自然と人が共生している様子が日本で番組を見る人たちに伝わったらいいなぁ、と思う。


 ただ、後半に家族のことを語らされたり少々おセンチな感じになるので、ただでさえこっ恥ずかしいのに、さらに放送時には我が母上が生出演することになっているというではないですか。なんと! カエルの子はカエル。Noと言うのが苦手な私の親もやっぱりNoと言えない母なのだった。。。


 ちなみに、放送は12月らしいです。合わせてペルーのマチュピチュやチチカカ湖、ジャングル奥地の先住民の暮らしについても放送されるそうです。

 今年、引っ越しをした。


 家族がひとり増えたのでもう少し空間のゆとりがほしい、ということで、これまでの居候〜賃貸生活から一変、貯金をはたいて半年ほど前に手に入れた小さな家にすでに住みながら、より住みよい空間づくりを目指して今もあちこち工事中なのである。好き勝手にデザインを描いて注文するのは私、大工さん・電気屋さん・水道屋さん・家具屋さんの仕事を一括して担当してくれているのは我が家の「なんでも職人」ウゴ氏、そこらを無邪気に駆け回っていじりまくってみんなにさらなる仕事を増やしてくれているのはもちろん子ザル、と三人それぞれの役回りを演じながら、ちょこちょこ手を加えては我が家づくりを楽しむ今日この頃の私たち。当初はトイレもシャワーも台所も外に仮設で作った状態のほぼキャンプ生活だったのだけれど、半年経ってだいぶ家らしくなってきた。


 そんな新しい我が家の注目ポイントは何を隠そう、お風呂である。そう、念願の湯船!


 木のお風呂(木が腐りやすいということで却下)、石のお風呂(掃除が大変、すべりやすくて子どもに危険ということで却下)、五右衛門風呂(火を焚くのがめんどくさいうえ、子どもに危険ということで却下)など、いろいろ候補はあったのだけれどもそれぞれの理由で却下され、結局、湯船の部分は取り寄せて購入することとなった。が、残った問題は、湯船に溜めるお湯の沸かし方だ。

 この土地に湯船に浸かるという習慣はないからお風呂用湯沸かし器などあるわけないし、シャワーですらお湯の出ない場合がほとんど。料理の際の湯沸かしはプロパンガスを使っているけど、その方法で大きい湯船に溜めるお湯を沸かそうと思ったら、当然何十リットル分もの水をお鍋で沸かさなきゃいけなくて、手間もお金もかかる。


 そんなわけで頭をひねって思いついたのが、ここの強い日射しを利用して水を温めるというもの。お風呂のすぐ外(庭)に大きな桶(この桶は以前私がお風呂としてつかっていたもの)を設置して、毎朝そこに水を溜めておくだけ。何しろ、年間を通して室内でも30度を超える暑さが普通なのだから、半日以上強い直射日光を受けていた水は自然とぬるま湯に温められ、あとは夕方外の桶から室内湯船へと繋がれたホースの口を開けるだけで、大きな湯船にナミナミとぬるま湯が溜められる。こうして、電気もガスも使わない、とってもエコロジーでエコノミーなお風呂が完成♪ 停電もガス不足も怖くなーい♪


 というわけで、最近の私は子ザルと一緒に湯船につかってじゃれ合うひとときがひたすら至福のときなのである。
 2ヶ月ぶりの更新です。。。アララ。

 ブログに書きたくなる出来事や出会いは日々いろいろあるし、そう時間に余裕のない暮らしを送っているわけでは決してないのだけれど、ブログを更新できていない言い訳をするならば、1歳児の好奇心旺盛なやんちゃ坊やが一緒だとネット屋さんに行っても一寸たりともおとなしく座っていてくれるわけはなく、ちょっと目を離せばあっちでウジャウジャ、こっちでウジャウジャ、私がノートパソコンを開いたら、眼を輝かせてキーボードを楽器に見立てて叩きまくってくれたりするもんで、なかなかどうもゆっくりパソコンに向かうことができないのであります。。。


 さて。そんな日記どころかもはや月間ですらなくなっている、気まぐれなブログを二ヶ月ぶりに書くことにしたのは、嬉しい繋がりをご紹介するがためです♪


 このたび、以前から「ラ・カンビータ」商品を扱っていただいている南米雑貨屋「humanoウマノ」さんとのご縁で、音楽バンド「KINGDOM☆AFROCKS」さんのバンド名入りヤシの葉団扇を作らせていただきました!!

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 ヤシの葉うちわというのは「ラ・カンビータ」の定番商品のひとつなのですが、文字を編み込むというのは今回初めての試みで、つくり手の女性たちはかなり四苦八苦したようです。もちろん、1枚1枚すべて色もデザインも違う、世界で唯一の作品たちです。

 制作過程はこんな感じ↓
 http://cambita.web.fc2.com/japanese/profile/process.htm

 今年の夏頃に商品化のご相談を受けてから、つくり手の女性たちに試作品を作ってもらって、バンドメンバーのみなさまからゴーサインをいただいて、実際に制作活動に入ってモノが仕上がり、それらを地球半周して日本までお届けするうちに、日本はすっかり「秋がき〜た♪」な感じかと思われますが、それでも「humano」さんの店頭と「KINGDOM☆AFROCKS」さんのライブ会場にて販売してアマゾンの風を吹かせていただけるそうで、それはもう、ワクワクドキドキなのです♪

 KINGDOM☆AFROCKSさんホームページ
 http://kingdomafrocks.com/

 humanoさんホームページ
 http://humano.jp/
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 早いモンで、もう一年が経った。この一年、慣れない育児作業とハプニングと感動と困惑の連続で毎日がめまぐるしく過ぎていき、ルレナバケの病院でオサル顔の我が子を迎えたのがつい最近のことのようでもあり、もうずーっとずーーっと昔のことのようでもある。アマゾンの濃い空気を吸って、力強い太陽の日射しを浴びて、田舎の密な人間関係の中でまわりのみんなからたっぷりの愛情を受けて、それはもう日々すくすくと健やかな成長ぶりを見せてくれている樹坊や。


 生まれたての無防備な赤ちゃんの頃もそれはそれは愛らしかったけど(←親ばか)、酔っぱらいみたいな千鳥足でがに股の二足歩行を始めて、「マンマ〜」とかときどき言葉らしきものを発するようになって、こちらのすることを賢いおサルのようになんでも真似たりして、そんなちょっと少年らしくなってきたこの頃の彼もこれまたたまらなくかわいい。(←親ばか度アップ)


 歩くようになったから抱っこしなくていいのがちょっとラクだけど、そのかわり店にいてもあちこちいろんな商品をいじりまわすし、ネット屋に行っても勝手にどっか行っちゃおうとするし、ハラハラしたりフガーっとなることもある。でもやっぱり、まだ樹齢1年の小さな小さな樹がこれからどんな風に育っていくのかを見続ける毎日が楽しみでしょうがないのだ。

 (↓ジャングルの樹齢数百年級の大樹とふれあう樹齢1年のたつき)

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 前回の日記に書いたパンパスの馬乗りガイドのおっちゃん、名前をルシオと言う。そして、じつはルシオはうちのお店のつくり手さんのひとりでもある。


 ルレナバケからブラジル方面に広がるパンパス(熱帯湿原)の辺りは、牧畜の盛んな地域である。ルシオはそんな大自然の中でたくさんの動物たちと暮らしながら、現地に流通する牛肉や牛乳、チーズを生産する一方、副業で牛革を使ってものづくりをする。と言っても、メインの牧畜の仕事のヒマをみて手仕事する作品の数は知れているし、その手法も、牛の皮と毛をはぐとこから始まって~皮を日干しして~なめして(化学薬品は手に入らないので木の実を使って)~カット&縫製して~仕上げに磨いて~・・etc.のすべての作業が驚くほど伝統的で地道な作業である。


 今のところ質も量も日本で売れるほどのレベルではないので、数少ない商品をラ・カンビータ現地店でのんびり販売していっているのみだけれども、ベルトや財布、ハンドバッグなどの定番商品からアーミーナイフケース、サンダル、携帯ケースなどと少しずつバラエティーを増やして、デザインもこれからぼちぼち洗練させていきたい、と語る器用で素朴なカウボーイ傍ら革職人のルシオは、ラ・カンビータの大事な仲間のひとりなのである。

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 ボリビア住民となり9年目になるけれども、地元の日本からはなかなか身内も友人も遊びに来てくれない。と愚痴っていたら、会社員生活にひとときの休止符を打って休みを得た妹のせりちんが、ルレナバケで生まれてすくすく育っている樹坊に会いにはるばる日本から遊びに来てくれた。


 日本から渡米してさらにそこから南下するという長距離移動をなんとか乗り継いできてくれたせりちんをルレナバケでお出迎え。

 せっかくなので「アマゾンを目一杯楽しんでってや~!」企画ということで、私も11キロ近くあるオサルの坊やを担いで、ジャングルとパンパスの両方を一緒に散策することにした。パンパスでは二日間乗馬でお散歩し、ガイド役のおっちゃんが忍者走りでアルマジロを捕まえてみせてくれたり(もちろんそのあと逃がしましたョ)、ピラニアを釣ってくれたり(こちらは唐揚げにしておいしくいただきました!)、帰り道でカピバラ親子に遭遇したり、またまたジャングルでは人なつっこいスパイダーモンキーとテホンをお供に樹齢何百年級のどでかく厳かな樹木の合間を歩いたり、とアマゾン的アトラクションの充実した休日を一緒に過ごすことができたのだった。


 めでたし、めでたし・・・とまるくおさめたいところだったのだけれど、じつはその後、気の毒なせりちんはボリビアならではのハプニングをいくつも体験して見事に旅の洗礼をまとめて受ける羽目になってしまったのだけれども、妹の名誉のため、ではなく、ボリビアの名誉のために、ここでは書かないでおこう。。。

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 ルレナバケの町に、村落開発普及員という任務のもと協力隊としてやってきたのがかれこれ約8年半前。その後この町の自然と暮らしに魅せられて、地元の人が地元の自然素材でつくる民芸品を扱う店を開いて約6年。そんな私のもとに最近、「ルレナバケの文化振興委員会なるものを結成しよう」的な会合へのお声がかかった。ほほほい、なんかちょっと嬉しいじゃないですか。

 ジャングル(熱帯雨林)とパンパス(熱帯湿原)の二大観光名所への出発地点として発展してきたルレナバケは、町としての歴史は古くないけれども、水と緑が豊かなこの土地にはその昔からチマネ族、モセテン族、タカナ族、エセエハ族という少数の民族がそれぞれの風習のもと暮らしを営んできた集落が散らばり、さらにはアルティプラノからの移民、世界各国からの移民をかなりおおらかに受け入れてきた背景がある。そのため、「ボリビア」とか「アマゾン」とか大きなイメージではくくりきれないユニークな文化環境が築かれており、だからこそ私を含め、アマゾンの自然だけでなくこの町の暮らし自体に魅せられる人は今でも絶えないわけで、そうした保守的すぎない田舎の魅力を持つこの町の文化が、人口増加とともに都会化・欧米化していくのを見守るのはほとほと切ない。よそから訪れた人間の勝手な言い分ではあるけれども、あんまり町が大きくなってのどかさとおおらかさを失ってほしくないなぁ、と常々思っていたので、地元の人たちのイニシアティブで文化を保存し振興しようという会に、地元出身でない私が結成メンバーのひとりとして呼んでもらえるなんて、とっても光栄で、ルンルンで、ホホホイ♪な訳である。

 今後の活動内容は来年に入ってからになるけれども、地元民として暮らすひとりとして、そしてよそから来たモノとして、その両方の立場から意見しながら地元振興に貢献できたらいいなぁ、と思う。



 気がつけば今年ももうわずか。ルレナバケも、ボリビアも、日本も、世界も、そして私の身辺も、とにかく喜怒哀楽な出来事に溢れた一年でした。あと数日で明ける新しい年が、より喜楽に溢れた一年となりますように。みなさま、よいお年を!
 朝方、日本の親から電話があった。こんな時間にめずらしい、なんかあったのか?と不安になりながら「どうしたん?」と聞くと、暗い声で「地震が・・・」と言うもので、また日本で大きな地震があったのかと思い、胸をドキッとさせながら「え、どこで?!」と慌てて聞くと、「え?ボリビアで・・・」との答えが返ってきた。なんと!


 あったらしいです。ボリビアで。M6.7の地震が。しかもルレナバケが含まれるベニ県で!


 ボリビアで地震があったことも驚きだったけど、それよりもそのニュースを世界の裏側から知らされるまで知らなかった自分に驚いた。

 ベニ県ってたしか、日本の本州くらいの大きさがあるのだ。なので県内と言えども震源地が遠かったのと、ルレナバケには3階以上の建物がないので多少揺れてたとしても感じなかったのと、あと、じつは私、テレビも新聞もネットも見ない日がときどきあります、ヒヒヒ・・・。


 とにかく、いたって無事です。死傷者なし、らしいです。幸い、震源地はアマゾン地帯の人が住まない辺りだったようで。

 震源地がラパスじゃなくて本当良かった。ラパスで地震があったら、あの盆地にいかにももろく危うい感じで積み重なってる煉瓦の家たちはあっけなく崩れ落ちて町が壊滅しちゃうよな、と地震大国からきた私は前々から危惧していたので、今回の地震発生が災害対策に疎いボリビア人に危機感を与えるきっかけになればいいな、と思う。
 事後報告となりますが、10月5日、「世界の果ての日本人」という大げさなタイトルの番組に「世界の果て」なるルレナバケの町から出演させていただいたそうです。8月はじめの取材だったのでだいぶ自分の中で忘れかけていたのと、取材協力を引き受けたはいいけど正直慣れないことして今更ながらたまらなく恥ずかしいわ!というわけで、自分からはほぼ告知をしないでいたのですが、たまたま見つけてくださった方、ありがとうございます。


 私のホームタウンである箕面のフェアトレードショップ「エスペーロ」さんのブログにもご紹介いただいてます♪(→コチラ


 どんなふうに編集され放送されたのか自分ではまだ見ていないのですが、とっても残念なことに私が一番みなさんにご紹介したかったヤシの葉を編んで作品づくりをする女性グループのつくり手さんたちの取材シーンがどうやら放送時間の都合上まるまるカットされてしまったそうです。。。 またいずれご紹介する機会があれば、と思いますが、なにしろここは「世界の果て」らしいので、いつそんな次回なるものがあるやら。


 そんなもんで、この場で改めてご紹介。写真↓が今回惜しくもカットされてしまった女性グループのつくり手さんたちです。美人なつくり手さんが編んでくれているのはカラフルに染めたヤシの葉のうちわ。暑いアマゾンの必需品です☆

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 三ヶ月前にこの世に誕生してくれた我が子には、アマゾンの神秘的で生命力に満ち溢れる樹木のように逞しく、かつ自然と共生できる繊細な心を持ち合わせた子に育って欲しいという願いから「樹(タツキ)」という名前を付けた。


 そして、その名前に託した思いを素直に受けた樹坊は、すくすくと逞しく健やかに育ってくれており、三ヶ月で7キロを超えるジャイアントぶりでかよわき母(え、誰が?笑)に嬉しい悲鳴をあげさせてくれている。


 8月の終わりには日本大使館に出生届けを提出するためにラパスに初めて上京したり、9月の初めにはルレナバケの恒例民芸品市に参加したり、なんだかんだと慌ただしい日々を送りつつも、三ヶ月も経つとパパママもベイビーもそれなりに新しい境遇に慣れてきたみたいで、夜もぐっすり寝られるようになったし、ご飯もおいしく食べられるし、子ザル・・・じゃなくて子ども背負ってのお店の営業と家事両立もそこそこ要領を得てきたし、時間的にも気持ち的にもだいぶゆとりが出てきた気がする。


 ブラーンブラーンと揺れるハンモックの中でブッダに勝る穏やかな寝顔を見せてくれていたり、「かわいい、かわいい」とべた褒めしてくれる大人たちに向かってシタリ顔で「んぐ~♪」と笑い返してくれたりするのを見ているだけで、もうこっちはにやけ顔が止まらない(アホ親)。


 そういえば、うちのお店に商品を届けてくれるつくり手さんたちもそのほとんどがママさんたち。10代の若々しい新米ママから、年齢不詳(!)の子だくさんママ、すでに孫を何人も持つベテランママまで、ジェネレーションや経験値はそれぞれ違うけれど、子育てという新しい共通点ができて自然と話題もはずむし、ラ・カンビータ仲間の新米ママや先輩ママたちに毎日子育ての知恵をいろいろ教えてもらっているこの頃なのだ。
 迫害、被支配の悲しい歴史を乗り越えてきた先住民の代表として政権と人権を取り戻したはずのエボ現大統領。また、パチャママ(母なる大地)を守ってきた先住民の知恵を尊重しようと世界に呼びかけていたはずのエボ大統領。


 なのに。・・・今、そんなエボ氏の本音を疑わずにはいられない、とっても残念な事態が起きている。白人層による先住民族迫害及び環境破壊を題材とした映画「アバター」よりも複雑さを増した、「メジャー先住民族」(国民の多数を占めるアイマラ族及びケチュア族)による「マイナー先住民族」(ボリビアにはそのほか34の少数民族が存在する)抑圧、という図である。


 発端は、ボリビア低地のアマゾン地域から高原地域(コカ生産地)へとつながる幹線道路を造るという、エボ氏が選挙前にコカ農民たちに公約したらしいプロジェクトなのだが、立地的な都合からアマゾン地帯少数民族の住処でもある緑あふれる国立公園のド真ん中に道を通そうというのだ。


 反対派には有無を言わさないという強引な政府の姿勢に対して、このたび低地少数民族たちが団結して立ち上がり、コンクリートの幹線道路に壊されそうになっている緑の大地を出発し、膨大な環境破壊と少数民族迫害の主犯になろうとしている国政府のある天空都市ラパスを目指して超長距離な平和的デモ行進をはじめて約一ヶ月。


 現在行進が続けられている旅路は、かつて私も長距離バスの旅で3泊4日立ち往生したことのある、恐ろしくインフラの整わない湿原地帯だ。道中には口にする水も食べ物もなく、昼間は日射しのきつさに、夜は蚊の大群にうならされた当時の小冒険の記憶がよみがえる。


 幹線道路の建設地を再検討してほしいという少数民族たちの切実な声はいまだ政府には聞き入れられず、デモ参加者のなかには体調を崩す人たちが続出しているとのニュース。


 乳飲み子を抱える私は直接的な支援はできないけれど、差し入れを持って応援に行くという勇敢な友人の車に、ミネラルウォーターやTシャツなど心ばかりの物資を積み入れさせてもらった。


 お乳あげて、オムツ替えて、ネンネさせて、またお乳あげて、オムツ替えて、ネンネさせて・・・

 の繰り返しで気がつけば一日が過ぎちゃっている、という、単調なようでいて、実際には目が回るほど忙しい毎日が始まって、早くも二ヶ月。


 この世に姿を見せた瞬間からすでに4キロの巨体ぶりで看護婦さんたちを驚かせていた我が子は、その後も順調にすくすくと2ヶ月で10cmと2キロも嵩を増やし、会う人会う人に「え、ほんとにまだ二ヶ月?!」と目を見張らせるほどの、じつに微笑ましく素晴らしい成長ぶりをみせてくれています。



 ところで。そんなめまぐるしい毎日を送る新米パパママと愛すべきビッグベイビーのもとに、今月初め、なんとはるばる日本からタレントの清水よし子さんがテレビの取材で来てくれました。「世界の果て」を目指して来られたそうで、「え、ここって果てですかい?」って感じですが、どうやら日本では最近そういうのが流行っている(?)みたいです。こっちから見りゃ、日本が「世界の果て」と言えますが。


 リポーターとして来られたピンクの電話のよっちゃんはテレビで見るとおりのソプラノボイスで、初対面では思わずこっちまでつられて声がうわずりそうになってしまいましたが、カメラが廻っているときもいないときもまったくトーンが変わらず、取材先の私たちのことを常に気遣ってくださるステキな人で安心しました。


 それはそうと、我が家に赤ん坊が登場しただけで生活スタイルが一変して猫の手も借りたいほど慌ただしい毎日だというのに(最初の一行目を再読プリーズ↑)、さらに密着取材なる超非日常な出来事が重なったモンだから、そりゃあもう朝も夜も息をつくヒマもないといった感じで、正直・・・心身ともに疲れ果てました。こんなタイミングで安易に取材協力を引き受けてしまった自分を恨んでしまうくらいで、目の下にクマをつくった寝不足顔でここでの暮らしの良さを語ってみてもなんだか説得力に欠けるような・・・ていうかカメラ近すぎ!とかいろいろ思いつつ、まぁ終わってみれば、これもひとつのよき思い出ということで。取材ついでに、ここのところしばらく行けてなかった集落のつくり手の人たちのモトを訪ねられたのは気分転換にもなって良かったです。ディレクターさん、汚い我が家のシーンなんかは大いにカットしちゃって、ぜひとも集落でのつくり手さんたちの取材部分をたくさん放送で使ってやってくださいませ!


 ・・・あ、ちなみに放送は10月だそうです。その頃にはうちのベイビーはますますでかくなってますなぁ♪


(写真↓ ルレナバケからボートで30分のカパイナ集落にて、モセテン族ヤシの木彫り職人の作業場を取材するスタッフのみなさんたち。)

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 二ヶ月ぶりの日記更新、そのわけは・・・。


 じつは先月一児の母になったのであります。なんと!


 とまぁ、驚いた風を装って書いてみたけれども、昨日の今日で突然子どもが生まれるわけはなく、もちろんそこにはとっても個人的な長い長―――い十月十日のストーリーがありまして。


 まずは噂に聞いていたツワリ(+禁酒開始!)に始まり、

 つづいてルレナバケの病院での妊婦検診にてまだ形のない胎児と並んでなんとグレープフルーツ大の嚢腫なるものが共存していたことが発見され、妊娠4ヶ月で世界一天国に近い首都ラパスにて決死の腹切り手術を受けるに至り、

 痛い腹を抱えた病院からの帰り道に思いつきで駆け込み入籍をして周りを驚かせ(呆れさせ)、

 地震騒ぎのさなかに妊娠7ヶ月の母体で世界半周して日本に一時帰国、親孝行と言う名のもとでデカ腹の打ち掛け着物姿で式を挙げ(予想通り相方は袴姿で無邪気に大はしゃぎ)、

 そして実家に滞在中、和・洋・中・多国籍のおいしい物三昧(でも切ないかな、禁酒中の我が身)を堪能したあげく一ヶ月で4kgほどウェイトを増やした身重8ヶ月のダルマ姿で再び世界半周してボリビアに帰国した後、

 当初からの予定通りルレナバケの我が家&ラ・カンビータの店頭で臨月を過ごし、いざ、村の小さな病院で分娩の瞬間を迎え、予定より二週間早かったにも関わらず、日本で食を堪能しまくった効果を発揮して4kgの巨体で誕生を待っていた赤ん坊のため少々難産気味ではあったのだけれども、まぁ結果オーライ、それはそれはたくましく愛くるしい(親ばか)お子を授かったわけです。あら~、めでたい☆ 

 そして、出産にはギリギリ間に合わなかったものの、産後すぐに日本から赤ん坊のジジババたちがはるばるかけつけてくれ、初孫とのハートフルなひとときを過ごして帰って行きましたとさ。こりゃまた、めでたし☆


 と、ここ9ヶ月間を一気に書きつらねてみると、だいたいこんな感じデショウカ。なんだか相変わらずのハチャメチャぶりに見えるけど、人生初の出来事の連続を身に受けて、私なりにいろいろな葛藤や覚悟や困惑を経験しながらの毎日だったために、今までこんなに重大な出来事を日記に書きそびれてきたわけでして。


 さて、とにもかくにも。こうして、私の前厄年の悪い機運をおっぱらって、がっつり元気に生まれてきてくれたベイビーに心から「アリガトウ!」と言いながら、とっても新鮮でめまぐるしくシアワセな毎日を過ごしているこの頃の私(お乳担当)+相方(布オムツの洗濯担当)なのであります♪♪♪


 あ、ちなみに現地ラ・カンビータのお店はちゃんと営業してますよ~。うちの新米パパさんに加えて、ふたりの仲間レティシアとフアニータが交代で店頭に立ってくれていて、私もときどき赤子を連れて登場します。日本での卸販売も日本支部担当(と私に勝手に任命された)母上さまが営業中です。真夏の節電に、ヤシの葉のカラフルうちわなどいかがですか~?(と、シメは宣伝で☆)

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 今年は私的な事情で年始辺りからとってもバタバタしていてぜんぜん営業活動が出来てないのだけれども、春からぼちぼちラ・カンビータ商品を日本の各店でも置いてもらっていて、とってもありがたいことです。今日は最近新しくお付き合いを始めたお店の皆さまを簡単にご紹介♪ お近くの方はぜひ足をお運びくださいまし~。


☆去年の秋に新しくオープンしたばかり、ほやほやの「世界がご近所に感じれる雑貨屋manananino」さん@大阪狭山市。私もまだのぞいたことのないお店です。次回帰国するときにはぜひのぞきに行かねば!


☆私の実家のある箕面に去年春オープンしたフェアトレード店「エスペーロ」さん。地元と地元がつながる感じがとっても嬉しくありがたい出会いです☆


☆京都百万編、六角通り、大阪堀江、神戸岡本、枚方くずはに続いてなんと6店目オープンと順調に関西地区で店舗を拡大中のフェアトレードショップ「シサム工房」さんの新店、神戸三宮SOL店。シサム工房さんは5月のフェアトレード期間中、いろんなイベントが企画されていてとっても楽しそう♪
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 こちら、ヒピハパというヤシの葉を日干しして染色したものを編み編み、編み編み・・・して出来上がった、ラ・カンビータつくり手のおばちゃんたちの最新作。


 世界各地でつづく災害による不安も悲しみも、カラフルなヤシの葉商品で吹き飛ばしちゃおう!


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