おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。

 私がボリビアに来て半年目くらいに都市部で市民グループの暴動が勃発して、当時の白人大統領は国外へと亡命した。そして、もともと地方のコカ農民だったエボ氏が社会主義政党を率いて先住民族初の大統領に選挙で民主的に選ばれたのは2005年末のこと。それからこれまで、支持率は初選から比べて落ちているとは言えすでに三選していて、順調にいけば2020年始めまで任期がある。

 そんなエボ氏と副大統領はトップの座への執着心を見せることをはばからず、彼らの四期目を可能にするためにわざわざ改憲をしようではないかの賛否を問うた国民投票が先々週の日曜日にボリビア全国で行われた。

 結果は、超ギリギリ51%でNOが上回り、ほかにボリビア的サプライズが起こらなければ次の選挙ではついにエボ氏はリーダーの座を他の誰かに譲らなければならないことになる。


 外国人の私には国民投票の投票権はなかったので傍観者でしかいられなかったのだけれど、正直、この結果にほっとした。


 たとえ歴史的に見て幅広い国民層から一番支持率の高い人物だったとしても、独裁政治はよろしくない。一部のトップが長らく権力を持ってしまうと、どうしても傲慢になってくるし、国内に利潤の偏りもでてくるし、身内で幹部を固めて気に食わない民族や社会グループを冷遇したり、国政に都合のいい方向に情報操作して世論に影響を与えたり、いろいろと政治や社会組織が腐敗してくる恐れがありすぎる。エボ政権も二期目くらいからすでにその兆候が見られているというのに、これ以上同じトップが続くのは絶対に危険だ。


 それでもまだ約半数の国民がエボ氏の続投を願ったわけだから、やっぱりここ10年のボリビアにおいてエボ氏の存在感は大きく、次のリーダー探しは容易じゃないと思う。エボ氏くらいカリスマ性があって、36民族が共生する多民族国家を上手にまとめられる人物でなければこの混沌とするボリビア国政の大統領は務まらないだろう。次の選挙までの4年間に、エボ氏は社会主義の後継者を育てられるのか、それとも国民にオルタナティブな政策を納得させられる新たなリーダーが野党から現れるのか。不安と期待が入り交じる今後のボリビア。。。
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