おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。

 今年1月から3月にかけての洪水被災以降、だいぶ長らくブログ更新をサボってしまった、、、理由&言い訳はまたそのうち書くとして。


 このところ毎日、W杯観戦がそれはもう楽しくって忙しくってしょうがない。なにしろ我々、南米市民。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、コロンビア、エクアドル、(今回は出られてないけどパラグアイも)とサッカー強国の勢揃いする南米予選では毎度最下位のじつに残念なボリビアだけど、サッカーを愛する気持ちだけは他国に決して負けてない。ボリビアの国内リーグやコパ・リベルタドーレス、コパ・スドアメリカーナ、コパ・アメリカなどの南米リーグはもとより、チャンピオンズリーグや英プレミアリーグ、独ブンデスリーガ、伊セリエAなども普段から普通にTV中継していてみんな観てるし、週末には地元のサッカーリーグも大層盛り上がる、ただのミーハーではなくかなり本気のサッカー好きだと自負する。在ボリビア歴11年、そんなサッカー愛好文化にすっかり感化されている私もサッカー観戦は大好き。自慢にならんけども、ここのところ午後は仕事サボってまで毎日W杯観戦で町中のみんなと盛り上がっているワケだ。


 多文化と自由に恵まれた環境で育ち、君が代の歌詞も節も知らないで生きてきた私は「愛国心」たるものを持ち合わせておらず、世界中の国が対戦するからって特に日本の優勝に思いを馳せているわけではなく、(まぁミーハーな人情として、日本戦の際にはちゃっかりブルーのサムライユニフォームを着て観戦しておりますが、)ただ、普段違ったチームでプレイする世界中のさまざまな選手たちが4年に一度「国」というカテゴリーに分かれて対戦する様子が単に面白く、また、国によって保守的だったり、自分勝手だったり、チームプレイが上手かったり、肉体的に優れていたり、とそれぞれカラーが違うのを見るのが面白かったり。


 たとえば、前回の優者(さらには欧州リーグ強チームの選手たちが多数いる)スペインが5−1という大差でオランダにリベンジを果たされているのを見ると、意地悪くも「調子に乗ってるからそうなるんだよ、ザマアミロ」とついほくそ笑んでしまう。また、前回準決勝まで勝ち残った南米のサッカー大国ウルグアイがみんなの予想に反してまさかの3−1で中米の小国に逆転されるのも、やっぱり「ザマアミロ」的なサプライズで楽しい。


 今回日本が初戦で対戦したアフリカのコートジボワールは、世界経済の分野では途上国にあたるけども、サッカー選手たちはみんな体格が日本人を上回っていて、顔立ちや気力にもなんだかやたらと迫力があって、対戦中に絡む日本人選手たちが可哀想に思えるほどだった。けど、あの巨人で強面のドロクバ選手が、フランスから独立後も部族間紛争の絶えないコートジボワールの市民に向かって、「みんな武器を捨ててください!」とW杯進出決定後のインタビューで和平を訴えたというエピソードを聞くと、また別のイメージが表れ、とても応援したくなる。


 あと、目をつぶってはいけないのが、W杯とつづくオリンピック開催に向けての大・大・大投資の裏で、日々の暮らしに悩まされる大多数のブラジル市民たちの現実。W杯に向けては去年からすでに国内のいろいろな分野で物価が上がったとブラジルに出稼ぎ中のボリビア人の友から聞く。ミーハーな私は、「お隣さんの国で開催ならぜひとも生観戦したい♪」とも思ったけども、旅費・滞在費・チケット等の高値に躊躇し、結局隣国の我が家でのオンタイム観戦で満足することにした。そんなブラジル国内では、市街の外観を守るために警察がホームレスやストリートチルドレンたちを抑圧していたり、お祭りへの投資を福祉や教育に回すことを求めた市民たちのデモ隊と警察との衝突がW杯開催前も今も各地で見られたりしていて、そんなニュースを聞くとW杯を単純に楽しむことに罪悪感をも感じてしまう。W杯で生じる景気上昇や地域振興の恩恵ができるだけ幅広い市民層に行き渡ればいいのだけれど。。。


 けども、サッカーに罪はなし。スポーツ観戦で多くの人が明るく元気になれたら、健全このうえなしでもある。このあともどんな選手たちのどんなプレイが観られるのか、お楽しみがあと一ヶ月つづく。。。


 写真:日本のユニフォーム着て日本戦の合間にサッカーゲームを楽しむ我が家のサッカーファンたち(相方と息子)☆

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