おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。

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 ある日のできごと。


 店に入られたヨーロッパ人と見受けられるお客さま。いろいろ商品を眺めては、値段をきいて、値下げを試みてこられる。値引きを注文されるお客さんは普段から少なくないので、多少は値引き可能な値段設定をしているのだけれど、かと言って、言われるがままに値引きしていたら、こちらも活動が成り立たない。


 お客さま:「この商品、なんでこんなに高いの? 私、お金ないから、もっと値引きしてよ。」


 本当にお金を持ってない人は、外国に旅行なんて、できない。


 私:「うちのお店では、このあたりの集落の人たちが手づくりで商品を作ってくれていて、ひとつひとつにかかる手作業に見合った値で商品を買い取るようにしているから、あんまり大きな値引きは出来ないんです。」


 客:「だって、どうせ作っているのはインディへナ(先住民)なんでしょ?」


 おっと、そうきたか。

 この心ない言葉には思わずムカッときたけど、残念ながら、こういう考えのお客さまにもときどき出くわすので、できるだけ冷静に答えた(つもり)。


 私:「・・・お言葉ですが、先住民であろうが何人であろうが、仕事に見合った報酬を受けるのは当然のことです。先住民だから、安値でその労働費を買っていいなんて理屈はあり得ないと思いますが。」


 客:「でも先住民なんて、お金がなくてもいい暮らしをしているんでしょ?」


 私:「もしそうだとしたら、今頃うちのお店は存在してないです。・・・先住民にだって、教育や医療サービスを受ける権利があります。そして、残念ながら、ボリビアではこれらの基本的なサービスが無料じゃないんです・・・」


 こうした会話を続けていくうちに、最終的にそのお客さまは、買い手側からの値段ふっかけをやめて、こちらが気持ちだけ割引した値段で了承して、商品を購入してくれた。



 こういう出来事があると、あらためて、現地の小さな集落に暮らす生産者たち、そして世界各地から訪れる旅行者たちの両方とつきあう機会を持った「売り手」という橋渡しの立場として、「つくる人」と「買う人」の意識のギャップを埋めることの大切さを思う。なぜならそれは、世界の格差を縮めることにも繋がっていくと思うから。・・・というのは言い過ぎだとしても、「北」の国の人たちが「南」の国の人たちを自分と同等にとらえられる想像力を持ってエゴから解放されたとき、そして、「南」の人たちが「北」の人たちに対して卑屈にならない誇りと自立心を持ったとき、世界は少し変わると思うから。



 あぁ、なんだか。少しばっかり感傷的になってしまったワ。



 まぁとにかく、私は私にできることを少しずつしていこう。

コメント

久しぶりにおじゃましました。
もとリベ・ボラのヒロミです。
なち~たさんの活動、本当にすばらしいと思います。
世界平和のためには
こうして地道に直接対話を続けて互いの距離を縮めていく必要があると思います。
私は、日本語教師として、
微力ながら、相互理解を深めていきたいと思っています。
おおげさだと思われるかもしれませんが、
目標は世界平和です。
2010/01/30(土) 01:51:59 | URL | ヒロミロヒ #-[ 編集]

ヒロミさん、お久しぶりです!

私も、小さな町の小さな民芸品屋のごくごく地味ィな一店長ですが、目標は同じく世界平和です☆

世界中のひとりひとりが同じ思いを共有できるよう、地球の一角一角で思いを行動にしていきたいですね♪
2010/02/21(日) 03:06:17 | URL | なちーた #-[ 編集]
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