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おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。

 箕面の実家の隣に住んでいたおばあちゃん。我が家の習慣で、毎日の夕食と休日の昼食はいつもうちで一緒に食べていた。小学生の頃はよく週末の夜にお泊まりさせてもらった。トランプや花札やダイヤモンドゲームをして遊んでもらった。卓球もした。マンガ好きだった私に毎月一冊マンガを買ってくれた。おばあちゃんの好きな歌手のコンサートをテレビで見たりした。戦争体験の話を聞いたりもした。


 おばあちゃんは旅行好きで、自分で行って買ってきた民芸品があったり、おじいちゃんからのお土産があったり、ほかの誰かからもらったものがあったり、家の中は、お面やら剥製やら人形やら木彫の置物やら扇子やら陶器やら、世界中のいろんな民芸品に溢れていて、まるでちょっとした博物館みたいだった。


 おばあちゃんは手先が器用で多趣味だった。子どもの頃にはパッチワークでカバンを作ってもらったり、刺繍を教えてもらったりもした。


 そんなおばあちゃんの趣味のひとつだったのが、和紙のちぎり絵。箕面の滝だったり、ピーターラビット著者の家だったり、エジンバラ城だったり、日本のどこか田舎の風景だったり、ウグイスや柿など季節のものだったり。実家に帰る度に見せてもらっていたたくさんの作品たち。でもおばあちゃんが逝ってしまった今、「オバアチャン博物館」に飾っておいても、もうレクチャーしてくれる人がいない。

 (↓おばあちゃんから生前に貰い受け、アマゾンの我が家に飾ってあるウグイスの絵。)

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 おばあちゃんが遺したちぎり絵をみんなに一目見てもらおうと、今月13日から16日までの4日間、私の両親が遺作展を企画しているそうです。場所は箕面の古い民家をギャラリー・カフェにした天善堂さん(最寄は阪急箕面線牧落駅)。お近くで時間のある方はぜひぜひお立ち寄りくださいマセ。私は地球の向こう側にいるので在廊できませんが、家族の誰かが在廊しているかと思います。(ちなみに、天善堂の自家製抹茶チーズケーキとフルーツティーもオススメです♪)

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