おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。

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 例年の雨季より数ヶ月早い10月初旬から頻繁に降りだした雨が、年を明けてからも緩まるどころかますます激しく降りつづけ、その結果、またしてもパチャママ(母なる大地)の警告かのような災害と悲劇がルレナバケを襲った。


 夜明け前から強く降りだした雨に、「今日もよく降るなぁ、また庭が洪水だワ〜」なんてノンキに構えていられたのも束の間、突然家の表と裏の扉から雨水がジワジワしみ込んできたかと思うと、つぎに川の流れのようにどっと泥水が流れこんできて、アレよアレよという間に家の中は一気に膝上まで浸水した。時間にして何分くらいの出来事だったのだろう。あまりに突然のことで冷静な判断もできない中、とりあえず樹坊やを高い子供イスの上に避難させて、電気のブレーカーを落として、相方と私とで冷蔵庫やら洗濯機やらをとにかく机や椅子の上に必死で持ち上げていくものの、気がついたら本棚の下段の本はすでに水に覆われ、床に置いてあった玩具箱から流れでた樹のオモチャたちがそこらをプカプカ流れ、棚の下方に仕舞われていた多くの物が救出作業が間に合わず水浸し、そんな初めて見る我が家の光景にアワワ・・・と呆然となりながら、一体どこまで増水するのだろうとヒヤヒヤの思いで目に付くものからとりあえず上へ上へと積んでいくほかにできることもなく。。。


 3年前、ちょうど日本で震災があったちょっと前に、ルレナバケではアマゾン河の源流のひとつであるベニ河が決壊して10年以上ぶりと言われる大洪水に見舞われた。なので今回家の中で浸水が始まったときも、てっきりまた3年ぶりに河が決壊したんだと思い込んだのだけれど、そうじゃなかった。じつは、ちょうど我が家が浸水するちょっと前に、大雨でルレナバケの町を見下ろす山のあちこちで土砂崩れが起きたのだということを後から知った。つまり今回の洪水は土砂崩れが大雨と相まって町に一気に流れ込んだ影響で町中にも洪水+土砂流れの被害が出たもので、3年前の洪水では河に近い地域が被害を受けたのに対して、今回は山の麓の家々が土砂に破壊されるという悲劇が起きていたのだった。うちは幸い所有物の浸水被害だけですんだけれど、それでも十分に怖い思いをした。


 アマゾンの入り口にあるルレナバケの町を囲う緑の山と茶色の河。普段は穏やかな姿で、私たち人間を寛大に共生させてくれてはいるけれど、いつこのように形を変えるかは分からないのだ。やっぱり人間は自然を見くびっちゃいけない。大自然の前では人間なんてほんのちっぽけな存在なんだから。つくづくそう感じさせられる出来事だった。


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 家の玄関口で、かろうじて高台となる靴箱の上に避難する愛犬バルト。


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 沈みかけのベッド。マットレスと布団はぎりぎり救出済み。


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 町から見える山の土砂崩れ。何箇所もある。道はどこもドロドロの土砂流れの痕跡が残っている。


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 その後のルレナバケの町中心部。山から離れた町の中心部でも土砂を取り除く作業が連日行われる。もちろん山の麓はよりひどい被害の復旧作業。ちなみに町全体の水道管が壊れて、約3日間水道水なしの生活だった。慣れっこの停電も、普段より頻繁に発生。


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