おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。

 今年の雨季はじつに毎日毎日そりゃもう飽きるほどよく雨が降る。12月の終わりから数えるほどしか晴れた日がないほどだ。

 そのため去年はりきって通っていたアマゾン畑も、日本野菜の第一回収穫期が終わって以来ほぼ放置状態で、ときおりオサルな相方が年中収穫できるバナナやキャッサバ、トウモロコシを担いで帰ってはくるけれども、これだけ立て続けに雨降りゃもう雑草は生えたい放題、いつやら見覚えのあるセミ・ジャングルの再来となってしまっているらしい。それでも去年植えたパパイヤやココナッツなどのたくましいアマゾン子たちは雨の恵みを受けてすくすくと育ってくれているらしいので、雨季が過ぎたらまた見に行かなくては!


 それはそうと、ベニ河(アマゾン河の源流のひとつ)が増水してえらいことになっている。いつもはどっちに向かって流れているのかも下手したら分からないほど穏やか~な、あの河が、ここのところまるで見知らぬ河のように大波打って激流を見せている。これは人からの受け売りだけども、「世界で一番長い河」というのはアフリカのナイル河で、二番目が南米のアマゾン河らしいんだけど、雨季の時期には増水して源流域が上に伸びて、一時的にアマゾン河がナイル河の長さを超えるらしい。なるほど、今がその状態なわけか、と思わず納得。


 去年始めた川向かいの町でのバイトの通勤で、週の半分は毎朝毎夕渡し船でこのベニ河を渡っているわけだけども、激流があまりにひどい日は渡し船が運航停止する。ギリギリ運航している日も、大波にひっくり返されたり上流から流されてくる大木にぶつかったりしないよう、船のキャプテンには相当の腕と注意力が必要となり、普段はやる気なさげにボ~っと船を動かしている船主(失礼!)が今だけとっても頼もしく見える。


 そしてついに今日、河の水が村中に溢れ出て、河と村の境界がなくなった! なんとなんと、数年ぶりの大洪水・・・。

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 河を渡れなかったり、家が浸水したり、農作物や家畜が被害を受けたり・・・と、多かれ少なかれ誰もが暮らしに支障をきたしているけれども、文句を言う先もない。人間は自然の力には逆らえないんだ、とあらためて大自然の偉大さと脅威を感じるアマゾン暮らしのひとときである。