おサル気まぐれ日記 ~ルレナバケから世界へ~

南米ボリビアのアマゾンールレナバケで暮らすおサルな私が、ジャングルの自然素材を使ってルレナバケの人たちが生み出した手づくり雑貨の店を経営しながら、気まぐれに日々の出来事や思いをつづり、ジャングルの香りをお届けします。


 世界中に異常気象が見られるこの頃だけど、ここもそのひとつ。

 今年はエル・ニーニョ現象の影響で雨季の降水量が異常に多かったのに続いて、乾期に入ったこの頃は、なぜかとっても寒い日が続いている。南半球にあるボリビアはこの時期冬だから高地が寒いのは当たり前なんだけど、ジャングルの冬はずーっと寒いのではなく、アルゼンチンからスル(南風)が吹くと寒い日が三日ほど続いてまた暑い日が戻って、またスルが吹くと三日ほど曇って・・・というのが繰り返されるのがここの冬の普通。なのに、今年はスルが吹いてから天気が回復するまでの期間が異様に長い。てか、私がこっちに戻ってきた2週間前から、まだ上着を脱げてない。汗かいておいしくビールも飲めてない。

 最近、せっかく観光客の入りも多いのに、みんな想像していた常夏のジャングルと様子が違って残念がっている。人一倍寒がりの私なんて、ジャングルなのに毛糸の帽子とポンチョだし。まぁ、気温に鈍感な欧米人たちは無理しているのか本気で寒さを感じてないのか、あくまでTシャツ短パンにビーサン姿だけど(笑)。


 早く暑いジャングルに戻らないかなぁ。。。おいしくビールが飲みたい!!
 昨日の5月27日はボリビアにおける「母の日」だった。普段から偉大な母たちに改めて感謝し祝う日なわけで、この日は家中、町中、国中がたいそうめでたい空気になる。息子娘たちは自分の母親に花やプレゼントを贈り、ご馳走を用意する。前日のセレナタ(前夜祭)には女性たちだけのパーティーが町中で開かれ、普段は家事や子育てでなかなか外に出られないお母さんたちがここぞとばかりに飲んで踊って夜を明かした。


 ボリビア人の男性は一般的にマチスタ(男性優位な考え方や習慣)だと言われていて、実際、一家庭における夫の妻に対する対応、親の息子娘たちへの育て方の差を見る限り、その通り男尊女卑的な習慣が目立つのだけれど、その中でひとつの大きな例外は、男たちの自分の母親に対する態度だ。自分の妻や娘、その他の女性たちの前では偉そうにしているボリビア人男性たちだけど、自分の母親にはめっぽう頭が上がらなかったりするからおもしろい。


 南米では女性同士、男性対女性の挨拶としてほっぺにチューをする(男性同士は握手と抱擁)。これは家族でも友だち同士でも初めて会う人でも「こんにちは」の挨拶と同じくらい当たり前の行為なんだけど、思春期でちょっとすかした感じの年頃の男の子たちが朝からお母さんと「おはよう、チュッ」をする姿はめちゃめちゃ微笑ましい。成人の男がお母さんと手をつないで歩いてたら、日本でなら即刻マザコン扱いだけど、それならボリビアではみんながマザコン文化だ。


 そういえば、ボリビアの先住民族が神として慕うのもパチャママ=大地の母だしね。そうした考え方がお母さんに対してだけでなく、女性全般に対してになればいいのに。


 一ヶ月半ぶりに帰ってきたルレナバケは、待ちに待った乾期に入って、以前より活気が増している。お客さんの入りがいいとやっぱり嬉しい。さらに、店を留守にしていたツケで、在庫整理や経理作業、その他諸々、とすることが溢れていて、何かと気忙しい毎日だ。


 ・・・なんだけど、じつはここ数日どうにも眠くてしょうがない。


 というのは、日本からカナダ経由の飛行機で南米大陸西海岸ペルーのリマに入って、そこからほとんど休憩することもなく駆け足で長距離バスを乗り継ぎ乗り継いでラパスに入ったもんで、うっかり高山病にかかってしまったのだった。で、高山病の症状のひとつでよく寝られない日が続いていたので、低地に降りてきたら空気が重くて眠気を誘うのか、寝ても寝てもまだ眠たい。身体の疲れはもう取れたのに、お昼を食べると瞼が閉じてきて、夜も7時頃からすでに眠気が襲ってくる。しかもその眠りがとっても気持ちいい。


 あぁ、することいっぱいたまってるのに。 なんでこんなに眠いのか。


 そんなわけで今日もちょっくらシエスタ(お昼寝)♪
 今年も大阪外大開発・環境K先生の計らいで、学生さんたちとの交流会に呼んでもらった。


 会を主催したのは、去年の大学祭で私たち(ルレナバケ周辺の手作り民芸品生産者たち)の商品販売とともにフェアトレードキャンペーン活動を行った学生さんたち。一年生から四年生まで30人ほど集まり、数人の学生さんによるベリーダンスのショー(とってもとってもセクシーーー♪♪)をみんなで見たあとに、協力隊時代の体験談や現地生産者たちとのこれまでの活動について少し紹介させてもらったりした。さすが開発・環境学部(?)、関心・意識レベルの高い子が多く、みんな真剣に耳を傾け、さまざまな質問が出る。フェアトレードの問題点を指摘するするどい意見や質問も出たりも。。。おかげで、いろいろ改めて考えることができた。(それについてはまたいつか書こう、かな。)


 で。座談会のあとはジンバブエ楽器の不思議な音色を聞きながら、お食事会とおしゃべり会。

 短い時間だったけど、たくさんの学生さんたちとお話ができたと思う。そして、褒められ弱い私は、商品についてや活動についてのポジティブコメントをもらうとどうにも嬉しくて、顔も気持ちもゆるみっぱなしの夜となった。


 主催者の子たちがルレナバケの生産者たちに実際に会いに行きたいって言ってくれる。実現したら、おもしろいだろうなぁ。。。 私と同じく、褒め言葉に弱い現地の生産者たちは、日本からの元気いっぱいな訪問者たちにきっとすごく喜ぶだろうなぁ、と思う。


     ☆              ☆              ☆


 そんなこんなで、あっというまの一ヶ月。

 そこそこ精力的にいろんなところに出向いていろんな人に会ったつもりだけど、会おう会おうと言いながら結局会い損ねた人たちもいる。 まぁ、でもまた帰ってくるしね。


 日本のみんな、ありがとう。またね。
 毎日がホリデー的生き方をしてる私(って、あんま大きな声では言えないか・・・)にとって、日本のゴールデンウィークといってもあんまり関係がない。

 でも、なんだか社会が浮かれてるので、私もちょっぴり浮かれてみた。


 何年ぶりかに会う友だちと渚ライブ。お天気もよく、アドレナリン大放出。万博公園でロハスフェスタにボリビア商品を初出展。いろんなささやかな出会いに嬉々する。バッグパッカー友だちと会う。協力隊友だちがやってる京都の銭湯に行く。両親と淡路島ドライブ、四国の金比羅さんを歩いて、温泉入って、讃岐うどん巡り。GW中にかわいい男の子を産んだ幼なじみに会いに行く。他にもいろいろ興味深げで楽しげなイベントのお誘いはあったんだけど、残念ながら身体足りず断念。


 ☆京都のフェアトレードの店「シサム工房」さんと「あすいろ」さんに商品委託決定。大感謝♪ いろんな場でいろんな活動をする人たちとお話するのはとっても勉強になります。

 「シサム工房」さんのホームページ http://www.sisam.jp/

 「あすいろ」さんのホームページ http://www.asuiro.shop-site.jp/



 地球の裏側へ向かう旅立ちまで、あと5日。。。