先週末から今週にかけてボリビア最大のお祭りカーニバルがあった。水かけ合戦や飲みに踊りに、毎年恒例のイベント。・・・ところが、今年のボリビアにはそんな重要イベントを素直に喜べない現状があった。
というのは、エル・ニーニョ現象のせいで、今年の始めからボリビア南部で尋常でない大雨が続いていて、コチャバンバーサンタクルス間(ふたつの大都市間)の幹線道路が崩れ落ちたり、各地の集落が水で覆われたり、と国内あちこちで大きな洪水被害が出ていて、ニュースによるとこれまでで68000家族が被害を受けているらしい。先週からはベニ県における被害が日々拡大していて、私が12月に3日3晩かけて旅したルレナバケートリニダ間(乾季は12時間で着く距離)の道路は、2月の始めから水で埋まって完全封鎖されているし、空から録った映像を見ると、ジャングルが湖のようになっていて、ところどころに緑の島が浮かんでいるように見える。この辺りはサンタクルスに比べて人口が少ないから人的被害こそ少ないものの、家畜が盛んな場所なだけに、広範囲に広がる牧場が水に浸かって何十万頭という家畜たちが洪水被害から逃げ切れなかったり飢え死にしたりしている。テレビに映る各地の現状を目にすると、とても胸が痛む。
ちなみに、ボリビアのエボ大統領は、この国内の大惨事に被害地域を訪れるかわりに、ボリビア高地のオルローのカーニバル(世界三大カーニバルのひとつ)で踊っていたようで、被害地域の人々からは非難轟々だ。
私の住むルレナバケは、ベニ県だけれどラパス県との境界にあって、むしろ今年はこれまでのところ雨が少なかったくらいなんだけど、このごろだんだんと雲行きが怪しくなってきていて、カーニバルの頃から雨が降り出している。ニュースによると、今年の雨季は3月中旬まで続くらしい。。。ヘビーだ。
雨季が終っても、失った家畜や農産物、家屋は返ってこない。現在、各国からのさまざまな緊急援助を受けてはいるものの、今の状態から人々が再起するのにはよりいっそうの協力と時間が必要だと思う。
